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2020.12.28

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フェデラーが全豪オープン欠場を発表…「長期的には全豪後の復帰が最善」

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2度の右ヒザ手術から全豪での復帰断念
「2、3ヵ月で進歩を遂げたが…」

全豪オープン主催者は12月28日、世界ランキング5位で同大会を6度制しているロジャー・フェデラー(スイス)が来年2月8日から開催予定の全豪を出場辞退したと発表した。

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AP通信によると、フェデラーの代理人であるトニー・ゴッドシック氏が「ロジャーは、2021年の全豪オープンには出場しないことを決断した。彼はここ2、3ヵ月でヒザと体力面で強い進歩を遂げてきた。しかし、チームと相談した結果、彼にとって長期的には、全豪オープン後にツアーに復帰することが最善の決断だと判断した」とコメントしたと伝えている。コーチのセヴェリン・ルティ氏、イワン・リュビチッチ氏やフィジカルトレーナーのピエール・パガニーニ氏らと相談して決めたとしている。

今年2度右ヒザの手術を行い、現在も復帰に向けてリハビリを励んでいたフェデラー。現在は例年のオフシーズンどおり、アラブ首長国連邦・ドバイでトレーニングを行っており、すでにオンコートでの練習もスタートさせているという。残念ながら全豪オープンには間に合わないが、今週より2月下旬のスケジュールに関して話し合いをスタートさせるとしている。

全豪オープン主催者のテニス・オーストラリア会長のクレイグ・タイリー氏は「ロジャーは、グランドスラムに出場するための準備する時間がなかったため、2021年にメルボルンへ来ることができない。非常に残念だ」とコメント。
「彼の心の中で全豪オープンはいつも特別な場所であり、ロジャーが全豪オープンのことを“ハッピースラム”と呼んだことを覚えている。彼が今年カムバックするための準備をしている間、我々は彼の幸運を祈り、2022年にメルボルンで彼に合えるのを楽しみにしている」と再来年の出場を期待したいと語った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma