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2020.06.01

選手情報

全米に広まる抗議活動に、大坂、ガウフがメッセージを綴る

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ミネソタ州ミネアポリスで武器を持たない黒人男性ジョージ・フロイド氏に対して、白人警官が首にヒザを乗せて殺害した事件を受けて、全米各地で抗議活動が広がっている。

その件に関して、テニス選手もSNS上で抗議を行っている。

アメリカに拠点を置く大坂なおみは、「あなたに今起きていないからといって、そのことが起こっていないというわけではない」とインスタグラムに投稿。その大坂とUSオープンで対戦したコリ・ガウフ(アメリカ)も、「ビデオを見て涙がこぼれたわ。いつまでも、罪なき人が肌の色が違うだけで死ななければならない。それほどのことなの? 私はそうは思わない。この流れを止めなければいけない」と想いを語っている。

非常に重いメッセージである。近年、レイシズム(人種差別)については、世界のスポーツ界でも意識が高まっているが、根絶できていないのも事実。「人種差別は魂の病だ」、ノーベル平和賞を受賞した故ネルソン・マンデラ氏は語っている。地球規模で新型コロナウイルスと闘っている今だからこそ、“魂の病”にも向き合うべき時なのだろう。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma