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2021.01.09

選手情報

アレクサンダー・ズべレフがダビド・フェレールコーチとのコンビ解消を発表

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「貴重な時間を過ごす機会を与えてくれた
彼の家族にも感謝したいと思います」

スペインのテニスメディア、『PUNTO DE BREAK』は1月7日、世界ランキング7位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)とダビド・フェレール氏とのコーチ関係を解消したことを報じている。

これに伴い、ズベレフは自身のインスタグラムを更新し、フェレール氏に感謝のコメントを残している。

「私たちが共有してきた数ヶ月間、コートの上でもコートの外でも時間を共有できたことに感謝し、彼の今後の活躍を祈りたいと思います。また、このような困難な時期にダビド(フェレール氏)と一緒に貴重な数週間を過ごす機会を与えてくれた彼の家族にも感謝したい。ダビドのプレーやテニスのコーチをしている姿には、とても尊敬の念を抱いています」




テスト期間を含めて、2020年7月からコンビを組んでいたズベレフは、USオープンで初めてグランドスラム決勝に進んだほか、ケルンで2つのATPタイトルを奪取するなど、躍進のシーズンとなった。

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一方のフェレール氏は『PUNTO DE BREAK』の独占インタビューに答え、関係を解消した経緯について「昨年の暮れにサーシャ(ズべレフ)と話をして、次のシーズン(2021年)は一緒に仕事をしないと決断した。特別な理由があったわけではないが、今はコーチを続けるときではないと思ったんだ。僕らの間には何も起きていないし、数ヶ月間いい関係を保てていた」とコメント。

続けて、「コロナウイルスの感染拡大が影響したことは事実だ。また、バルセロナ・オープンで自分がトーナメントディレクターを務めていて、そのことで多くの時間を割かれたことも原因だ」とした上で、「もちろん家族のことを考えるのが最優先事項だと思っている。いろいろとあるけれど、今は家族に焦点を当てたい」と師弟関係を終了した理由を語った。

フェレール氏とのコンビは当初からテニス界でも注目を浴び、ズベレフ自身も「意気投合できるのではないか」と語っていたが、終わってみれば1年足らずでの解散となってしまった。なお、ズベレフは新たなシーズンを父のシニア氏と共に歩むことを決断しているようだが、今回の関係解消がコート上でのパフォーマンスにどのような影響を与えるのか、注目が集まりそうだ。

文=中村光佑

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Photo by Takeo Tanuma