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2021.01.14

選手情報

前々日にコロナ陽性のサングレンが全豪に向け出発。ファンから非難浴び、主催者が状況説明

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サングレンが2度目のコロナ陽性も
“伝染性がない”との判断で許可!?

世界ランキング50位のテニス・サングレン(アメリカ)が、出国直前の新型コロナウイルス検査で陽性反応だったにもかかわらず、開催地オーストラリアへ出発するチャーター便に搭乗することができたと自身のSNSに投稿。これが波紋を呼び、主催者が声明を出すまで至った。

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過去の全豪オープンで2度のベスト8入りを果たしているサングレンは、1月11日に新型コロナウイルスの陽性反応が出たという。だが、「私の2つの検査は8週間以内に行われた。11月にも陽性反応が出たが、今は完全に健康だ。この時点で私が伝染性であるというケースは一つもない。完全に回復した」とTwitterに綴り、1月13日にアメリカ・ロサンゼルスからオーストラリア・メルボルンへ出発する飛行機に搭乗したことを伝えた。これに対し、テニスファンから「利己的だ」「家に帰れ。我々の国に入るな」と批判を浴びている。

この騒ぎの鎮静化を図るため、全豪オープンを主催するテニス・オーストラリアも状況を明らかにするために、1月14日にサングレンに関して「選手は出発直前に行われた新型コロナウイルスの検査で陰性であることを証明するか、オーストラリア政府当局の裁量により、回復したケースとして渡航を許可された場合のみ、全豪オープンに向けたオーストラリアへの入国を許可される」と声明を発表。サングレンが渡航することができた理由を説明した。さらに、これまで新型コロナウイルスの陽性反応が出たことのある選手に対しては、回復した症例であり、リスクがないことを証明するため、追加の詳細な医療情報を提出する必要があるとした。

サングレンは昨年11月下旬にもコロナ陽性反応が出たことを明らかにしており、今回の渡航において医療情報をオーストラリア・ビクトリア州の保健当局に提出。再調査ののち、搭乗許可が下りたとしている。


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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma