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2021.02.04

選手情報

錦織圭、約4ヵ月ぶりの試合で口にした『収穫』と『課題』

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錦織がATPカップで
約4ヵ月ぶりのプレー見せる

ファンにとっては待ちに待った日になっただろう。
2月8日に開幕する全豪オープンに先駆け、同月2日より行われている男子国別対抗戦「ATPカップ」に日本代表のエースとして、錦織圭(日清食品)が、約4ヵ月ぶりにプレー姿を見せたのだ。

【写真】ATPカップ初戦で4ヵ月ぶりのプレーを見せた錦織圭

ロシアと対戦した日本は、錦織が世界ランキング4位のダニール・メドベデフに2-6、4-6で、西岡良仁(ミキハウス)が同8位のアンドレイ・ルブレフに1-6、3-6で敗れて敗戦が決定。それでも、ダブルスでは一矢報いた形となった。

そんな中、注目を浴びたのが、昨年の全仏オープン以来、約4ヵ月ぶりの公式戦となった錦織である。世界4位の選手を相手にストレートで敗れたものの、試合後には「思ったより悪くなかった」とコメント。おそらく見ている人にとっても、手応えはあったはず。そのプレーぶりに安堵したことだろう。

メドベデフといえば、思い出されるのが昨年のツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」である。予選では1セットも落とさない強さを見せ、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)、同3位のドミニク・ティエム(オーストリア)、らグランドスラム優勝経験者を撃破。無敗での優勝を飾った。

そんな強敵を相手に戦った錦織は、「正直、1試合目にはやりたくなかった。もう少し自信がついてからやりたかった。簡単にポイントをくれない。ボールの質が高いし、深い。(世界ランキングで)100位ぐらいにいる選手とは違いタフ」と、久しぶりの実戦で戦うには難しかったと率直な思いを語った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma