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2021.02.08

大会情報

元女王ケルバーが初戦敗退。検疫期間について「間違いなく影響があった」

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ペラに敗れた元女王ケルバー(写真左)

試合開始から5連続で
ブレークされたケルバー


「実際、今日はダメな日、私の日ではなかった。調子が出てきたのが遅すぎた。対して、彼女は良かった。ファーストセットは特にね。あんなに調子のいい彼女は見たことがない」、記者会見でそう語ったのは、元世界ランク1位のアンゲリーク・ケルバー(ドイツ)である。
全豪オープン初日の本日、第23シードとしてベルナルダ・ペラ(アメリカ)戦に臨んだが、0-6、4-6で敗れた。


【動画】ケルバーの初戦ハイライト&記者会見


第1セットは、なんと3度のサービスゲームをすべてブレークされてしまったケルバー。第2セットもスタートから2度ブレークされてしまうが、直後にブレークバック。1-3としてからリズムを取り戻したかのように見えたが、もう一度ブレークすることはできなかった。アンフォーストエラーは、ケルバーが25でペラが23とほぼ変わらない。逆にウィナーは、ケルバーが7に対して、ペラが26と相手のショットに翻弄された試合となった。
「2セット目に入って、やっとリズムが出てきたけれど、最後、チャンスの局面でミスをしてしまった。でも、スタートが悪かったから。スロースタートが敗因ね」とケルバー、4-5で迎えた相手のサービスゲームで掴んだ3本のブレークポイントを物にできなかったことを悔やんだ。

記者会見で、選手たちに強いられた検疫期間について『影響はあったか?』と聞かれたケルバーは、「間違いなくあった。期間中、ポジティブでいようとしたし、ベストを尽くそうとしていた。試合序盤、ボールがちょっとアウトというのが治らなかった。本当に2週間前とは感覚が違っていたの。私にできることなんてなかった。ベストは尽くしたけれど。あなたもやってみればわかるはず。2週間ボールを打たなかったら、誰だってリズムを失うということを」と主張した。

33歳のベテランにとって、2週間という検疫期間は痛手となったのかもしれない。

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