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2021.02.08

大会情報

西岡良仁は世界87位に逆転負け、全豪オープン5年連続初戦突破ならず

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西岡良仁は第1セットを奪うも
逆転でクレー巧者に敗戦

今年最初のグランドスラムとして、大会初日を迎えた全豪オープン。男子シングルス1回戦に世界ランキング58位の西岡良仁(ミキハウス)が登場し、同87位のペドロ・マルチネス(スペイン)に7-6(3)、1-6、1-6、1-6で敗れ、初戦敗退となった。

【動画】西岡良仁1回戦ハイライト


男子国別対抗戦「ATPカップ」の日本代表として同8位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)や同44位のギド・ペラ(アルゼンチン)ら格上と対戦した西岡。初戦の相手となった世界87位のマルチネスは、昨年の全仏オープンで3回戦に進出。その後、クレーコートでのチャレンジャー大会で2大会連続決勝進出を果たしているクレー巧者だ。

第1セット、2度のブレークを許し、1-5とした西岡だったが、そこから一気に5ゲーム連取。タイブレークでも2度のミニブレークでセットを奪った。しかし、マルチネスの威力のあるサーブやストロークを崩せないでいると、いら立ちを抑えられない西岡にミスが増え始め、第2セット、第3セットを続けて落として形勢逆転。流れを失った西岡は、第4セットでも先にリードを許し、1-6で奪われ、ゲームセット。セットカウント1-3で敗れ、全豪オープン5年連続初戦突破とはいかなかった。

試合後の会見で西岡は、「オフシーズンにサーブとフォアハンドの打ち方を変えようとしたのがあまりよくなかった。自分のテニスに合った変更の仕方ではなかった」と、より攻撃的なプレーを目指したテニスがフィットしていなかったとコメント。試合を通して、西岡のファーストサーブでは56%と確率が低く、「入れにいった(ファースト)サーブですら入らないので、そうなると(相手が)セカンドサーブに慣れてきて、後半叩かれて苦しい展開からラリー戦になってしまった」と敗因を語った。
また、西岡の生命線となる粘りのプレーもこの試合では影を潜め、「自分のテニスがどうなっているのかわからない状況で今日はテニスをしていた。アンフォーストエラーを50本近く(実際には46本)打っている。自分のテニスでそんなに(ミスを)していたら勝てるわけない」とも語り、修正しなければならないとした。

西岡はジャンルカ・マジェル(イタリア)と組んだ男子ダブルスにもエントリーしており、1回戦で第8シードのピエール・ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(ともにフランス)と対戦が決まっている。
※ランキングは2月8日現在

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