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2021.02.13

大会情報

ナダルが世界69位にストレート勝利で4回戦進出! 次戦の相手はフォニーニ

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ナダル、本調子ではないもののストレートで勝利

2月13日、全豪オープン男子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、同69位のキャメロン・ノリー(イギリス)を7-5、6-2、7-5で破り、同大会14度目となる4回戦進出を果たした。

【動画】R.ナダル vs. C.ノリー マッチハイライト

ナダルにとって、この試合は一つの試練だったかもしれない。バックハンドのショットは浅くなることが多く、相手に痛打される場面も目立った。さらに、相手のバックハンドがフラット系のため、速いコートサーフェスと相まって、ラリーでリズムが作れることができなかった。第1セットでナダルは、16本ものアンフォーストエラーを犯している。

それでも、勝ちにつなげられるのは、これまで彼が培ってきた引き出しの多さだ。相手がどこに打つかの予測力だけでなく、ラリー中に織り交ぜるスライス、角度のあるボールなど多彩なショットバリエーションで相手を翻弄。この日の試合でも単調なラリーにならず、ノリーのミスを引き出した。

加えて、サービスゲームをしっかりキープできるのも大きい。1、2回戦でナダルが落としたサービスゲームは計26ゲーム中、わずか1ゲーム。ファーストサーブでのポイント獲得率は80%を超える。この日の試合では、第1セットで1度ブレークされたナダルだったが、その後はブレークポイントすら握らせず試合終了。本来の調子ではない中で、ここまで盤石のプレーができるナダルの強さを見た試合となった。

背中の調子について「日々良くなっていない」と依然として不安があるとしながらも、「今日は良くなっていた」とコメントしたナダル。次戦の相手は、世界17位のファビオ・フォニーニ(イタリア)だ。

4回戦で対戦するには、経験豊富の強敵だが、ナダルは、「彼が良いプレーをしているときは間違いなくツアーで最も危険な相手の一人。今日は素晴らしい相手に勝利を収めたからタフな試合になるだろう。しっかり準備したい」と、最善の準備をするとした。

※ランキングは2月8日現在

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma