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2021.02.18

大会情報

大坂なおみの決勝の相手はブレイディに決定。強打を貫きムチョワを打ち崩す

ミスをしてもなお強打を打ち続けたブレイディ

大坂なおみの決勝の相手は、第22シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)に決まった。
全豪オープン11日目、ロッド・レーバー・アリーナ第3試合で行われた女子シングルス準決勝、ジェニファー・ブレイディは、6-4、3-6、6-4で第25シードのカロリーナ・ムチョワ(チェコ)を破り、決勝進出を決めた。キャリア初となるグランドスラム決勝となる。


【動画】J.ブレイディ vs. K.ムチョワ準決勝ハイライト


準々決勝のジェシカ・ペグラ(アメリカ)戦以外、すべてストレート勝ちで上がってきたブレイディは、ファーストサーブとフォアハンドの強打を武器とするアメリカ人らしいテニスが特徴。昨年のUSオープン以来2度目のグランドスラム準決勝となる。
対するムチョワは、今大会の全豪が飛躍の時となった。1回戦で、元全仏女王エレーナ・オスタペンコ(ラトビア)にストレート勝ち。これで勢いをつけると、第18シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー)、第6シードのカロリーナ・プリシコワ(チェコ)、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と3人の上位シードを撃破している。

第1セットは、立ち上がり互いに1ブレークずつ奪うと、そのままキープ合戦に。ブレイディは、5-4で迎えたムチョワのサービスゲームで、ブレークチャンスを握るとプレッシャーがかかったムチョワが痛恨のダブルフォールト。ムチョワからセットを先取する。

しかし、ブレイディは決して調子が良かったわけではない。その証拠に第1セットのアンフォースエラーを17本とムチョワ(8本)の2倍以上犯しているのだ。それが第2セット第1ゲームで現れた。ブレイディはこのゲームだけで3本のアンフォーストエラーを記録。ブレークを許してしまう。これでムチョワは楽になった。第2セットのサービスゲームで、相手に与えたのはわずか1ポイント。しっかりスピンの効いたボールで相手を走らせて、ミスを引き出していくと、第9ゲームでもブレークに成功。6-3でセットを奪い返した。

こうなると、準決勝のバーティに続いての逆転勝利を想起させる。
しかし、勝利したのは、自分を信じて強打を打ち続けたブレイディだった。相手のミスに乗じて、第3ゲームでブレークに成功すると、ムチョワの安定感を破壊。20本のアンフォーストエラーを引き出して、6-4で勝利した。ものすごい見応えだったのが、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームである。ムチョワは4度のマッチポイントを防ぎ、ブレイディは3度のブレークポイントをコンバート。最後は、ムチョワのフォアハンドがネットにかかって万事休す。敗れはしたが、ムチョワは最後まで集中力を維持し、大胆に攻めて力を見せつけた。


「いい試合でした。色々な感情が襲ってきます。足に感覚もなくなっていて、心臓はドキドキ言っています」と語ったブレディ。「ファーストセットが終わったあと、“ジェニー、集中しなきゃダメよ”と自分に言い聞かせた。興奮の中で、冷静にテニスをしている感覚があった。大きな大会で今日のような試合ができたということで、自分の成長も感じるわ。もちろん、ファンの皆さんの前でプレーできたことが最高でした。ありがとう」と語ると、アリーナから拍手が降り注いだ。

そして大坂なおみ(日清食品)と戦う決勝に話が及ぶ。
「全豪オープンでのファイナル、エキサイティングなことだし、素晴らしい達成感を感じています。大坂選手は、優勝経験もあって難しい試合になるはずです。彼女との試合でもいいプレーができたら。緊張もあるけど、楽しみです」と語った。

両者は昨年のUSオープンの準決勝で対戦。その時は、フルセットとなり、大坂が勝利している。今度は決勝の舞台、2月20日、両者はどんな試合を見せてくれるだろうか。

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