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2021.02.21

大会情報

全豪オープン9度目の優勝にジョコビッチ「チームに感謝している」

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ジョコビッチがチームに感謝! そしてパンデミックの中開催した大会にも感謝

2月21日、全豪オープン最終日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、第4シードのダニール・メドベデフ(ロシア)を7-5、6-2、6-2のストレートで破り、9度目の優勝を果たした。その表彰式で、ジョコビッチは「チームに感謝している」と、怪我の中、戦い抜いた感謝を述べた。

【動画】N.ジョコビッチvs. D.メドベデフ マッチハイライト

まず、準優勝のメドベデフは、「ここで負けて、スピーチというのは辛いですが、全力を尽くします。まず、ノバクおめでとう。あなたのチームを祝福します。9回目の全豪オープン優勝なんてすばらしいことです。それ以上なんて言っていいのかわかりません。彼がウィンブルドンを勝った時、彼と初めて練習しました。彼は僕にとって神のような存在でした。そして成長して、ここまで来ました。久々に会った時、彼がそれを覚えていて仲間のように話しかけてくれたのがとてもうれしかった。彼は偉大な男です」と、ジョコビッチとの思い出を交えながら、優勝を祝福。続けて、「私の妻とコーチに感謝を言わせてください。充実した数か月を一緒に過ごしてくれましたね。もうすぐトロフィーを手にしてみたいと思います。そして、クレイグ(トーナメントディレクター)、テニス・オーストラリアの皆さん、素晴らしい大会にしてくれてありがとうございます。やっと決勝戦を実現できたことを本当に感謝しています。最後に、みなさんありがとう。みんな苦しんでいる中、テニスを楽しんでくれました。これからも頑張ります。今日は僕の日ではなかったが、応援してくれたみんなには感謝しています」と述べ、スピーチを終えた。

続いて、観客が熱狂する中、ジョコビッチがトロフィーを掲げた。「まずダニール、祝福させてください。君は偉大な男だ。昔はもっと一緒に過ごした時間があったけど、ここ数年は連絡してくれないので、寂しいよ(笑) でも、またこういう形で再会できて昔のことも覚えていてくれてうれしいです。ダニールは、とてもフレンドリーで、コートではこれまでに対戦した選手の中で最もタフな選手の一人です。あと数年待ってくれていれば、君がグランドスラムのトロフィーをつかむのは時間の問題です。彼は20連勝という活躍で楽しませてくれた。これは素晴らしいこと。自分のチームに感謝を述べさせてください。みんなありがとう。ここまで来るのは大変でした。ウリ(・バディオ/フィジオセラピスト)、本当にありがとう。多くの時間を献身的にささげてくれたね。どれだけ感謝してもし足りないよ。いろんな気持ちが入り混じっています。ここ数か月いろんなことを考えました。オーストラリアに来ることさえもね。しかし、この大会を成功させたトーナメントディレクター、クレイグ・タイリーおめでとう。簡単な大会ではありませんでした。関係者、選手にとっても。この成果を誇りに思ってもいいと思います。私たちをオーストラリアに受け入れて、試合をさせてくれ、すべてに感謝しています」と語り、スピーチを終えた。

ジョコビッチは全豪オープン9度目、そしてグランドスラム通算優勝回数18度目となり、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)が持つ20度の記録に、あと2勝と迫った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma