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2021.03.27

選手情報

大坂なおみ辛勝。序盤からストロークでミスが出たものの、少ないチャンスをものにして勝利[マイアミ・オープン]

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終始、自身のリズムでプレーができず
それでも勝利をもぎ取った大坂

現地3月26日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)、世界ランク2位の大坂なおみ(日清食品)は、同77位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)と対戦。7-6(3)、6-4で勝利した。

【動画】大坂なおみvs.トムヤノビッチ マッチハイライト


初対戦ではあるが、トムヤノビッチは自己最高ランク39位で、全豪ではシモーナ・ハレプ(ルーマニア)とも激戦を展開している実力者。トムヤノビッチが左右に打ち分けてくる強打もあったが、風の影響(7m程度吹いている予報)もあったのか、大坂は、自身のストロークが低調で序盤から苦しんだ。

第1セット第1ゲーム、ファーストポイントでダブルフォールトした大坂は、ストロークにミスが出て、いきなりブレークを許してしまう。しかし、直後のトムヤノビッチのサーブでブレークバックに成功する。これで落ち着いたと思いきや、第5ゲーム、またもショットが不安定になり、再び2ブレーク目を許してしまう。第8ゲーム、ブレークチャンスを得たが、ものにできず。キープされて3-5とすると、ラケットを投げてフラストレーションを露わにした。
それでも第9ゲームをキープすると、第10ゲームで0-40とブレークチャンスが。ここでセカンドサーブを叩いていき、ブレークに成功。セット終盤で5オールに追いつく。そのまま、タイブレークに突入すると、大坂は3-2で先にミニブレークに成功。6-3のセットポイントでもミニブレークし、辛くもセットを先取する。

セットを先取されたトムヤノビッチだが、第2セットに入っても、集中力を維持して攻撃的なテニスを展開。大坂はなかなかリズム良くテニスができない。そのまま、キープが続いていく。3オールで迎えた第7ゲーム、大坂は15-40と初めてブレークチャンスを迎えたが、ここでは決めきれず。しかし第9ゲームで再びチャンスを掴むとブレークに成功。そして5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチをキープして、6-4、勝利を果たした。これで昨年8月から続く連勝記録(棄権を含まず)を22に伸ばしている。

2回戦では、ユリア・プチンツェワ(カザフスタン/同28位)とニーナ・ストヤノビッチ(セルビア/同95位)の勝者と対戦する。

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Photo by Takeo Tanuma