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2021.04.08

大会情報

全仏オープンの開催日程が変更! 1週間遅らせ本戦のスタートが5月30日に

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全仏オープンの日程変更にATPとWTAの大会にも影響か

4月8日、全仏オープンを主催するフランステニス連盟(FFT)は、同大会の開催を1週間延期し、5月24日から6月13日にかけて行うことを発表した。

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FFTはスポーツ省をはじめとする関係各所と連携し、全仏オープンの開催に向けたシナリオを検討。その結果、大会を1週間遅らせてスタートさせることが最善だと判断し、予選を5月24日から28日まで、本戦を5月30日から6月13日までの日程で行うことを決定した。

昨年も全仏オープンは、新型コロナウイルスのパンデミックの影響で日程変更が余儀なくされ、最終的には9月下旬から10月上旬にかけて開催。観客も1日あたり1000人に制限していた。

今年2月にFFTの会長に就任したジル・モレトン氏は、この決断に対し「公的機関や国際的なテニス統括団体、パートナー、放送局などと議論し、WTAとATPと継続的な取り組みによって、ローラン・ギャロスを1週間延期することが可能になったことをうれしく思い、感謝している」とコメント。

また、「この延期により、皆さんの健康が改善されるまでの時間が確保され、新しく生まれ変わったローラン・ギャロスのスタジアムにお迎えするチャンスが広がった。この大会にとって、ファンや選手、会場の雰囲気にとって観客は必要不可欠なものなのです」と、昨年以上の観客を収容したいとの意志をのぞかせた。

一方、全仏オープンの延期によりATPとWTAの大会スケジュールにも大きな影響を与えることとなる。特に6月28日より開催予定のウィンブルドンへの調整期間が短縮。その前哨戦として行われるオランダ・スヘルトーヘンボス大会(ATP250とWTA250)、ドイツ・シュツットガルト大会(ATP250)、イギリス・ノッティンガム(WTA)は、全仏オープンと日程が重なる。グランドスラムの日程変更により、他大会への対応も急がれるところだ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma