close

2021.04.14

選手情報

19歳のシナー、世界1位のジョコビッチとの対戦は「いいテストになる」[モンテカルロ・マスターズ]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

マイアミOP準優勝の19歳、シナーが2回戦でジョコビッチと対戦

4月13日、「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」シングルス1回戦でヤニック・シナー(イタリア/世界ランキング22位)が、アルベルト・ラモス・ビニョラス(スペイン/同46位)を6-3、6-4で下し、2回戦進出。試合後、2回戦で戦う第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)について、自らの今後を占うための「いいテストになる」と語った。

【ドロー】ロレックス・モンテカルロ・マスターズ シングルス勝ち上がり表

ラモス・ビニョラスとの試合では、立ち上がりに不安定なプレーを見せたシナーだが、その後は、パワフルなショットで相手を押し切りストレートで快勝。世界No.1のジョコビッチが待つ2回戦へコマを進めた。

ATPによると、ジョコビッチとの戦いについてシナーは「相手が誰かわかっているよ。僕にとって厳しい試合になる。テレビではよく見ているが、実際に試合となるとまた違ってくるんだ。自分にとってどこを改善できるかを確認するためのいいテストになる。この試合は自分に多くのことを与えてくれるだろう」と、自らの実力を試すいい機会になると語った。

だが、簡単に負けるわけにもいかない。「もちろん彼の方が経験豊富だ。だが、それが有利になるかどうかわからない。今日は1試合プレーできたから、クレーコートでの感覚を少し取り戻すことができた。素晴らしい戦いを楽しみにしているし、自分のテニスができたらいいね」と対戦を待ちわびた。

対するジョコビッチは、大会前の記者会見でシナーを高く評価。今回が初対戦となる両者だが、シナーのコーチであるリカルド・ピアッティ氏は、ジョコビッチの元コーチでもあり、ともに練習をしてきた間柄だ。「2~3年前、彼がまだジュニアだったころは、ここモナコにあるピアッティのアカデミーで何度も練習してきた。だから僕は彼の軌跡、現在に至るまでの道のりを見てきたんだ」と、シナーの成長を見てきたと語っている。

また、「彼(シナー)はとても良い選手で、一生懸命プレーしている。チャンピオンになるために必要なものをすべて持っている。正しい道を歩んでいると思うよ。彼の周りにはテニスコーチやフィットネス、フィジオなどとても優秀な人が集まっている」と素晴らしい才能を支え、成長させる環境が周りにあるとした。

世界1位のジョコビッチ相手に、イタリアの19歳・シナーがどのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma