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2021.04.14

選手情報

15歳のチェコの新星が現る! 世界59位のコルネにフルセットの死闘でツアー初勝利[MUSCヘルス女子オープン]

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チェコの新星が世界59位のコルネに打ち勝つ! 2時間43分の試合を制す

「MUSCヘルス女子オープン」(アメリカ・チャールストン/WTA250)シングルス1回戦、世界ランキング499位で15歳のリンダ・フルヴィトワ(チェコ)が、同59位のアリーゼ・コルネ(フランス)と対戦し、6-2、6(7)-7のファイナルセット4-4となったところでコルネの途中棄権で、ツアー初勝利を手に入れた。

【動画】うれしいWTAツアー本戦初勝利! 2時間43分の死闘制す

昨年8月の「プラハ・オープン」(チェコ・プラハ/WTA250)でツアー本戦デビューを果たしたフルヴィトワは、今大会にワイルドカードとして出場。今年に入ってから、ITFの大会で3度決勝に進出し、2大会で優勝してキャリアハイとなる499位を記録している。

この日の試合では第1セット、力強さと正確性を兼ね備えたストロークでコルネにプレッシャーをかけ、3度のブレークでセットを奪ったフルヴィトワ。第2セットでも4-4でコルネのサービスゲームを破り、サービング・フォー・ザ・マッチを迎える。だが、これをコルネにしのがれてしまい、試合はタイブレークへ。0-4から5連続ポイントなどでマッチポイントもあったが、持ち直したコルネにセットを奪われてしまう。

ファイナルセットは、ブレーク合戦に。互いに4度のブレークで4-4となった第9ゲーム、フルヴィトワのサービスゲームで40-30となったところでコルネが棄権を申し入れ、フルヴィトワが勝利を手にした。試合時間は2時間43分だった。

ツアー2戦目にして、15歳11ヵ月でツアー初勝利を手に入れたフルヴィトワは、「自分自身を誇りに思っているわ。今日はすべてを捧げた。すべてのポイントでファイトした。特に第2セット終盤にチャンスを失ったことを忘れるのは大変だったわ。マッチポイントがあったし、4-3でブレークしていた。でも、うまくプレーできてとてもうれしいわ」と試合を振り返った。

また、右太ももの負傷で途中棄権をしたコルネに対しても「アリーゼを尊敬しているわ。彼女は決して諦めずに戦っていて、怪我をしていたのにリタイアするまで私は気づかなかった」とコメント。自身のインスタグラムでも「忘れらない夜になった。信じられないような戦いの末にWTA本戦初勝利を挙げました。アリーゼ・コルネが早く回復することを祈っています。次のラウンドが楽しみです」と相手を称えることも忘れなかった。

2回戦でフルヴィトワは、世界ランキング404位で19歳のエマ・ナバーロ(アメリカ)と対戦。チェコの新星が、今後どのような活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

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