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2021.04.28

大会情報

ウィンブルドンが、2022年大会から“ミドルサンデー”廃止を決定

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「14日間のイベントに変更になる」と
発表したサリー・ボルトン最高経営責任者


現地4月27日、ウィンブルドンを運営するオール・オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブは、2022年の大会からミドルサンデーを廃止にすると発表した。

【SNS】2022年大会よりミドルサンデー廃止を伝えるウィンブルドン


通常、ウィンブルドンでは、1週目の進行がよほど遅れないかぎり、芝のメンテナンスという理由もあって、ミドルサンデー(最初の日曜日)は試合日として使用していなかった(過去1991年、1997年、2004年、2016年大会の4度のみ試合を催行)。

サリー・ボルトン最高経営責任者によると、2022年大会からミドルサンデーは廃止となり、14日間のイベントに変更になるとのこと。2022年大会は、センターコート設立100周年にあたる。これにより、男女シングルス4回戦全試合を行っていた“マニック・マンデー”は日曜日と月曜日に分散されることになる。

イアン・ヒューイット会長は、「過去5年ほどの間に、芝のメンテナンス技術も進んだ。それによって丸一日休まずとも、コート、特にセンターコートをケアすることができる」とコメントを出している。

毎年雨天による進行の遅れが心配されるウィンブルドン。2009年には、センターコートに開閉式屋根が完成し、進行の助けとなったものの、2016年大会ではミドルサンデーに試合をする事態となっていた。スケジュール的に余裕ができる今回の決定は、選手たちにとってもメリットのあるものだろう。

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Photo by Takeo Tanuma