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2021.05.05

テクニック

テニスを始める人必読! 自分に合ったテニスシューズ、どのように選べばいい? 【後編】

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ラケットと同様に、テニスシューズも数多くのモデルが販売されている(写真はラケットプラザ石橋店)。新入生におすすめのシューズをサーフェス別に紹介!

オールコート用、オムニ・クレーコート用
それぞれのおすすめモデルも紹介!

これからテニスを始めようと思っている人にとって、ラケット選びと同じように悩ましいのがシューズ選びではないだろうか。デザインや価格で選んでもいいものか、もしくは何か選ぶポイントはあるのか? そこで、この春から新しくテニスを始めたばかりの新入生(高校生ぐらい)に向けて、どのようにシューズを選べばいいのか!? 前編に引き続き、シューズ選びのポイントについてラケットプラザ石橋店の横山浩幹氏に聞いた。

【関連記事】自分に合ったテニスシューズ、どうやって選べばいい?《前編》



足幅の広さやクッション性、

シュータンの形態など
シューズにもさまざまな違いがある!

前編では、テニスシューズにはコートのサーフェスの種類によって異なることをお伝えしました。このほかに、次のような項目もモデルによって異なります。

<足の幅の広さ>
テニスシューズには足幅の広さに合わせて、広いものや狭いものがあります。足幅の広いプレーヤーにとって、通常の幅のシューズを履くと痛みが出たりして、快適にプレーすることが難しいものです。このような締めつけがきついシューズを履き続けると、血行障害による足の疲れや運動機能が低下する可能性があるので、足幅の広いタイプのものを選びましょう。
また、足幅の狭いプレーヤーが幅広のシューズを履くと、シューズ内に遊びができて前後左右の動きが妨げられ、ケガの要因になります。この場合もNG。必ず試し履きして、幅の広さが合ったシューズを選ぶことが大切です。


<クッション素材>
ほとんどのテニスシューズには高い衝撃吸収材が内蔵されており、走り回っているときの着地時に足への負担を軽減し、疲れにくく足を守ってくれます。また、反発性も兼ね備えたものも多いので、軽やかなフットワークを行うことができます。

<アッパー素材>
足の甲を覆うパーツで、柔らかいほど足の屈曲がしやすい(地面を蹴って走り出しやすい)です。最近のテニスシューズは、硬い素材を使って耐久性を持たせつつ、屈曲するラインをあらかじめつくってあるのが特徴です。

<重さ>
ラケットと同様に、シューズもモデルによって重さが異なります。軽量〜普通の重さのシューズは、素早い動きがしやすく、とっさの動きにも反応しやすいのが特徴です。一般プレーヤーにおすすめですが、軽くつくられているため足をねじったときの安定性などがやや劣ります。
一方、普通〜重いシューズは、ハードな動きにも耐えることができ、特に横のフットワークに強いのが特徴です。軽量モデルよりも安定感があるので、競技者や上級者向けのモデルに多いです。


<シュータン>
足の甲から足首くらいにかけてあるシューレースの裏にある部分のことで、舌の形に似ていることから“シュータン”と呼ばれています。最近は以前よりも大型化し、足にフィットしやすくなっています。また、タンとアッパー(足の甲を覆うパーツ)を一体化させることでさらにフィット感が高くなったシューズもあり、イチオシの機能です!

<ミッドソール>
アウトソールとインソールとの間に入るパーツで、アッパーと接着されているソールの一部分です。クッション性に関わるところで、最近はクッション性を保ったまま軽量化してあるのが定番になっています。ミッドソールが柔らかいと履き心地はいいですが、柔らかすぎるタイプは動き出すときに自分のパワーがより多く必要になります。

<アウトソール>
いわゆるシューズの底に当たるパーツで、切り返すときや止まるときなどのグリップ力に関わる部分です。メーカーごとにいろいろなパターンがあり、踏み込みやすいタイプや軽く動けるタイプがあります。

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写真=ラケットプラザ石橋店