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2021.05.29

テクニック

フェデラーのリターン・ネットプレー・フットワークはこうやってやる! 鈴木貴男プロによるテクニック解説(6) [リバイバル記事]

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「足」「足首」の使い方はツアー随一!

〈Point〉
足・足首をうまく使い、疲れを軽減させる

フェデラーのフットワークが、素晴らしいことは皆さん、ご存じだと思います。私が素晴らしいと感じるのは「《足》《足首》の使い方」です。例えば、サイドに振られて打ち返した場合、普通のプレーヤーは足裏全体をステップして慣性に耐え、太ももの筋肉を生かしてセンターに戻ります。これがフェデラーの場合、つま先で地面を捕らえ、足首の力を使ってセンター方向への蹴り出しを行います。これができるからこそ、華麗な動きに見えるのだと思います。イメージするなら、相手の隙をうかがいながら、チャンスと見るや攻撃に移るアウトボクシングのようなスタイルです。

足首は小さな筋肉ですが、複雑な動きはできないために、疲労は軽減されます(太ももを過度に使わないのでスタミナも残る)。逆に、太ももを保っておくことで、長い試合にもフェデラーは耐えられるのだと分析しています。

【画像】サイドに振られて返球するフェデラーの連続写真はこちら

足・足首を使えるからこそ、フェデラーはスタミナを保ち長丁場の試合にも強い


かかとが浮いているところに注目! 足首を使って蹴り出すのだ

GOOD◎
フェデラー流「太ももを使わず、足を生かす」





ヒザはさほど曲げず、足首の力を使う

「ヒザを曲げ、太ももの筋肉を使う」





ヒザを曲げ、太ももを生かす



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解説写真=山岡邦彦(NBP)、フェデラー写真=石塚康隆(NBP)、田沼武男