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2021.06.06

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フェデラー、全仏オープン4回戦を棄権「回復の道のりを急ぎ過ぎないことが大切」[全仏オープン]

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フェデラーがヒザへのリスク考え、4回戦を棄権

6月6日、全仏オープンは、男子シングルス4回戦に進出していた第8シードのロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク8位)が棄権すると発表した。

【動画】フェデラー、コプファーに接戦で勝利! マッチハイライト

2年ぶり19度目の全仏オープン出場を果たしたフェデラーは、3回戦でドミニク・コプファー(ドイツ/同59位)を7-6(5)、6(3)-7、7-6(4)、7-5の接戦で勝利。4回戦で第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同9位)との対戦を控えていた。しかし、3回戦後に行われた記者会見で「このままプレーを続けるべきか、それとも頑張ることがリスクにならないのか、休息をとるのに一番いい方法なのか判断する必要がある」と言及。棄権する可能性を示唆していた。

フェデラーは、「チームと話し合った結果、ローラン・ギャロスでのプレーを断念することにしました」と4回戦の棄権を表明。続けて、「2度のヒザの手術と1年以上のリハビリを経て、自分の体の声に耳を傾け、回復への道のりを急ぎ過ぎないようにすることが重要です。3試合をこなせたことはとてもうれしいです。コートに戻ってこれたこと以上の喜びはありません」とその理由を述べた。

また、トーナメント・ディレクターのギ・フォルジェ氏は「全仏オープンでは、昨晩素晴らしい戦いを見せてくれたロジャー・フェデラーの棄権を残念に思っています」とコメント。それでもフェデラーが2年ぶりに大会に戻ってきたことを喜び、「ロジャーがパリでハイレベルな3試合を戦って戻ってきてくれたことを我々は嬉しく思っています。彼の残りのシーズンでの活躍を祈っています」とエールを送った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma