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2021.06.12

選手情報

ジョコビッチがナダルとの死闘、4時間超の戦いを制す! 2016年以来2度目の全仏制覇へあと1勝[全仏オープン]

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ジョコビッチ、史上最大のライバルであるナダルを下し決勝進出

全仏オープン13日目、男子シングルス準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク3位)を3-6、6-3、7-6(4)、6-2で破り、グランドスラム19勝目へあと1勝とした。

【動画】この試合最長23本のラリーを制したジョコビッチ

全豪オープンで9度目の優勝を果たしたジョコビッチ。クレーコート・シーズンでは、母国セルビア・ベオグラードで行われたATP250大会で優勝を果たし、2016年以来となる優勝を目指して今大会を迎えた。今大会で優勝を飾ると、男子では初となる“ダブルグランドスラム”(すべてのグランドスラムで2回以上優勝)を達成することとなる。

対するは、クレーコートでの勝率9割以上、全仏オープンでは13度の優勝という成績を残している“クレーキング”ナダル。前哨戦のATP500バルセロナ大会とATPマスターズ1000ローマ大会を制して、今大会を迎えている。

両者の対戦は、1968年のオープン化以降最多となる58度目。通算成績では29勝28敗とジョコビッチが勝ち越しているものの、グランドスラムの舞台ではナダルが10勝6敗でリード。昨年大会の決勝で対戦した時には、6-0、6-2、7-5でナダルが勝利している。

2006年大会の初対戦から男子テニス史上、最大のライバル関係となった2人の全仏オープン9度目の対戦は、ナダルのサーブで始まった。その第1ゲーム、2本のブレークポイントを握ったジョコビッチ。だが、これをナダルはワイド、そしてセンターへのサーブポイントでしのいでキープに繋げると、第2、第4ゲームでブレークに成功。一気に5ゲームを奪い、差を広げたナダルは、第7ゲームでサービスゲームを破られたものの、2度目のブレークは許さず。6-3でセットを奪った。

続く第2セット、第2ゲームでジョコビッチがブレークに成功し、いいスタートを切ったものの、直後のゲームでナダルがすぐさまブレークバック。ジョコビッチにそう簡単に流れを渡さない。それでも、ジョコビッチは焦ることなく、ナダルをじっくりストロークで崩し、第6ゲームでこのセット2度目のブレークをする。その後もジョコビッチがラリーを支配し、セットを奪い返した。

第3セット、第2セットを奪って勢いに乗るジョコビッチは、ナダルのバックハンドを中心に攻撃を組み立てると、互いに1度ずつブレークし迎えた第6ゲームでナダルが連続でミス。再びリードを取った。このままジョコビッチがセットを奪うかと思われたが、5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・セットで、ナダルがパッシングショットや強烈なフォアハンドウィナーを放ち、再びブレークバック。その後、互いに一歩も譲らず、試合はタイブレークへ突入する。そのタイブレーク、ナダルは3-4の場面で甘いボレーをまさかのミス。これでリードを奪ったジョコビッチがタイブレークを制し、1時間37分にもおよぶ第3セットを奪った。

一気に勝負を決めたいジョコビッチは、第4セット第1ゲームでブレークを許したものの、第4ゲームでブレークバックすると、第6、第8ゲームでもブレークに成功。ナダルの追い上げを許すことなく、4時間を超える死闘を制した。

最大のライバルを全仏オープンの場で下したジョコビッチは、決勝で第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同5位)と対戦。直接対決では、5勝2敗と勝ち越しているジョコビッチが、2度目の優勝を果たすのか、それともグランドスラムで初めて決勝に進んだ勢いのあるチチパスがトロフィーを掲げるのか注目だ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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