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2021.06.13

選手情報

全仏男子シングルス決勝、33歳世界No.1ジョコビッチと22歳世界5位チチパスが対戦 大会15日目の見どころ[全仏オープン]

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全仏2度目の優勝を狙うジョコビッチと
GS初優勝を狙うチチパスの戦い


全仏オープンもついに最終日、6月13日、大会15日目の注目はもちろん男子シングルス決勝である。29回目のグランドスラム決勝に挑む第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とキャリア初のグランドスラム決勝に挑む第5シード、ステファノス・チチパス(ギリシャ)の対戦。試合は日本時間22時開始予定である。

【動画】ジョコビッチ/チチパス準決勝ハイライト


5年ぶり2度目の全仏優勝を狙うジョコビッチは今大会、1回戦でテニス・サングレン(アメリカ/同66位)、2回戦でパブロ・クエバス(ウルグアイ/同92位)、3回戦でリカルダス・ベランキス(リトアニア/同93位)にいずれもストレート勝利。4回戦のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同76位)戦では、タイブレークで2セットを落としたものの、第3セット第5ゲームから13ゲームを連取。ムゼッティが途中棄権をして勝利を果たすと、続く準々決勝では第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同9位)を退けた。

そして準決勝では、13度全仏優勝を成し遂げているクレーキング、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)と対戦。4時間11分という激闘の末、3-6、6-3、7-6(4)、6-2で勝利する。
特に第3セットの一進一退の攻防は、素晴らしく、「我々は、この2人と同じスポーツをしているのか(=同じスポーツと思えないレベルだ)」と綴ったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同10位)をはじめ、多くの選手・関係者がSNSで称賛するものとなった。

対するチチパスは、1回戦でジェレミー・シャルディ(フランス/同60位)、2回戦でペドロ・マルチネス(フランス/同103位)、3回戦で第31シードのジョン・イズナー(アメリカ/同34位)、4回戦で第12シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同12位)、準々決勝で第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)に勝利。準決勝では、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)と対戦。2セットアップからフルセットとなったが、6-3、6-3、4-6、4-6、6-3で勝利している。

対戦成績はジョコビッチの5勝2敗。クレーコートでは初対戦となる。ジョコビッチといえば、あらゆるショットに対応し、それを上回るカウンターを打てる選手。チチパスはファーストサーブを入れることはもちろん、いかにジョコビッチの体勢を崩すショットを放つことができるか。
34歳ジョコビッチに、挑戦する22歳チチパス、男子シングルスの決勝は見逃せない戦いとなる。

また第1試合(日本時間18時半試合開始)では、女子シングルス優勝を果たしたバルボラ・クレチコワ/カテリーナ・シニアコワ(チェコ)の第2シードペアとイガ・シフィオンテク(ポーランド)/ベサリン・マテック・サンズ(アメリカ)による女子ダブルス決勝が行われる。クレチコワは単複優勝となるか、こちらも注目である。




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