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2021.06.14

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チリッチ、約3年ぶりのツアー優勝! オジェ・アリアシムはまたもタイトル届かず[メルセデス・カップ]

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Photo by Getty Images

チリッチが約3年ぶりのツアー優勝

6月13日、芝シーズンの開幕戦である「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/ATP250)決勝が行われ、マリン・チリッチ(クロアチア/世界ランク47位)が、第3シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同21位)を7-6(2)、6-3のストレートで下し、約3年ぶり19度目となるツアー優勝を果たした。

【動画】チリッチ、3年ぶりの優勝に両手を掲げて咆哮! 勝利の瞬間&マッチハイライト

今大会、チリッチは第1シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同14位)らをいずれもストレートセットで破り、決勝に進出。5試合中3試合で、ファーストサーブでのポイント獲得率100%というスタッツを残していた。

この日の試合では、第1セット序盤からブレークポイントを握ったチリッチだが、あと1本が奪えず。互いにキープを続けて迎えた第11ゲームで力強いフォアハンドで押し切り、ようやくブレークに成功。しかし、直後のサービング・フォー・ザ・セットとなったゲームでセットポイントを握りながら、ミスが続きオジェ・アリアシムにブレークバックを許す。それでもタイブレークでは、武器であるサーブでポイントを落とすことなく、3度のミニブレークでセットを先取した。

続く第2セットでは、第1セットとは異なり、ブレークポイントを握らせない締まった展開に。試合が動いたのは第8ゲーム。チリッチが3本のブレークチャンスを握ると、オジェ・アリアシムのサーブを足元に返球し、ミスをさせてブレークに成功。このリードを生かしたチリッチが、直後のゲームをしっかりキープし、ツアー19勝目を挙げた。

試合後、チリッチは「とても大きな勝利だ。(今シーズン)準決勝を2度戦い、同じ芝の2018年クィーンズ大会で優勝して以来、タイトルを獲得できていなかった。ここでの勝利は僕に喜びをもたらし、良い自信と良い感覚をもたらしてくれた」とコメント。「この数週間はいいテニスができていると感じていた。ここで勝つことで、自分のフォームを継続することができ、クィーンズやウィンブルドンに向けて、良い兆しが見えてきたよ。どの大会でも家族と一緒に初めてのタイトルを獲得できるのはうれしいね」と、約3年ぶりとなるタイトル獲得を喜んだ。

一方、敗れたオジェ・アリアシムは、2019年2月のATP500リオデジャネイロ大会から決勝戦で8連敗。今シーズン2度目の決勝戦となったが、またもタイトルに届かなかった。

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