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2021.06.17

選手情報

望月慎太郎、主催者推薦でウィンブルドン予選の出場権獲得。2019年大会ではジュニア部門で優勝

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望月慎太郎がウィンブルドン予選にワイルドカードで出場

6月28日開幕するウィンブルドンは、16日にワイルドカード(主催者推薦)を発表。男子シングルス予選に2019年の同大会ジュニアで優勝を果たした望月慎太郎(Team YUKA/世界ランク496位)が出場することが決まった。

【動画】先輩・錦織圭と練習をする望月慎太郎

6月2日で18歳になった望月は、2019年大会のジュニアで日本人男子初となるグランドスラムジュニア優勝を達成。今シーズンは、ITF大会を中心に転戦し、2月のATP250シンガポール大会でワイルドカードを与えられ、ツアー本戦デビューを飾った。3月中旬に行われた男子国別対抗戦「デビスカップ」パキスタン戦に初選出され、ダブルスで勝利。その後、ATPマスターズ1000マイアミ大会で予選を勝ち抜いて本戦入りしている。

残念ながら、同大会では初戦でタナシ・コキナキス(オーストラリア/同179位)にストレートで敗れたものの、同じIMGを拠点とし盛田正明テニス・ファンドの先輩でもある錦織圭(日清食品/同57位)は、「このマスターズという大舞台でしっかり戦えていたのは、えらいなと思う。コキナキスもタフな相手なので、負けたといえ、いい試合をしていたなと思う」とコメント。また、ヨーロッパの選手と比べ、フィジカル面で劣るものの、「頭のいいプレーとか人と違うテンポでプレーができる。意外と(早く)来たりするだろうし、もしかしたら時間がかかるかもしれない」と語っていた。

その望月は、自身のインスタグラムでフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン/同48位)との練習動画を投稿。すでに芝コートでの対応も始めている。若き18歳がどのようなプレーを見せるのか期待したい。

ウィンブルドン男子シングルス予選は、20日に組み合わせが決まり、21日から試合が行われる予定となっている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma