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2021.06.30

選手情報

杉田祐一、ガスケに敗れ2回戦進出ならず。雨の中断で「調子がガタっと悪くなってしまった」[ウィンブルドン]

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杉田祐一、3大会連続本戦入りも初戦敗退

ウィンブルドン2日目、男子シングルス1回戦に登場した杉田祐一(三菱電機/世界ランク110位)は、リシャール・ガスケ(フランス/同56位)に6(4)-7、6-4、2-6、1-6で敗れ、2回戦進出とはならなかった。

【画像】ウィンブルドン男子シングルス組み合わせ(ドロー)

2年ぶり5度目のウィンブルドン本戦入りとなった杉田。クレーコート・シーズンで腰を痛めており、今大会直前のチャレンジャー大会で復帰を果たしている。

この日の相手となったのは、3度目の対戦となるガスケ。2017年のATP500バルセロナ大会では杉田が勝利を飾っているものの、2018年のUSオープンでは敗れ、対戦成績が1勝1敗となっている。

第1セット、開始早々にガスケにブレークを許した杉田だったが、徐々に調子を上げて、テンポの速いストロークでチャンスを作ると、第8ゲームでブレークバックに成功。だが、その後突入したタイブレークで、2度のミニブレークを許し、セットを落とした。

セットを取り返したい杉田は、第2セットのスタートから積極的に攻撃。コート深くに落ちるボールでガスケに万全の態勢で打たせず、自分のペースに引き込んで第1ゲームをラブゲームでブレークする。

直後のサービスゲームをキープした杉田は、この流れに乗ってプレーしたいところ。だが、2-1となったところで雨のため試合が中断されてしまう。約3時間30分の中断後、杉田はサービスキープに苦しんだものの、第7ゲームで2度目のブレークをしリードを広げ、第2セットを6-4で奪い返した。

だが、第3セット以降、ガスケのショットがライン際に決まり出すと、杉田はチャンスを作れず。計4度のブレークを許し、セットカウント1-3で敗れた。

試合後、杉田は「雨が上がってから調子がガタっと悪くなってしまった。そこでおかしいなと思いながら、第2セットを取って、第3セットもそのまま入ってしまった。最後の最後まで合わなくて、リズムを一気に持っていかれた」と、雨による中断後のプレーを悔いた。

勝利したガスケは、ウィンブルドンで過去2度のベスト4入りしているものの、2回戦進出は5年ぶり。次戦では、最多8度の優勝を誇る第6シードのロジャー・フェデラー(スイス/同8位)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma