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2021.07.01

選手情報

マレー、3時間51分のタフマッチを制し、2017年以来のGS3回戦進出を決める[ウィンブルドン]

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マレーらしいカウンターショットが
何度となく見られた2回戦


ウィンブルドン3日目、男子シングルス2回戦で過去2度優勝のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク118位)[ワイルドカード(主催者推薦)]は、予選勝者のオスカー・オッテ(ドイツ/同152位)と対戦。6-3、4-6、4-6、6-4、6-2とフルセットで勝利し、3回戦進出を果たした。

【動画】マレー×オッテ ウィンブルド2回戦ハイライト


第1セット、アンフォーストエラー3本と安定感あるテニスを披露したマレー、2ブレークを奪って6-3でセットを先取する。しかし、第2セット、第3セットはオッテに要所でいいプレーをされてセットを連取される。

あとがなくなったマレー、第4セット序盤はキープが続く展開に。すると、2オールのところで暗いという理由で屋根が閉まった。ここからマレーのスイッチが入り、先にブレークに成功。5-3で迎えたサービング・フォー・ザ・セットでブレークされてしまうが、直後の第10ゲームで再びブレークに成功。勝負を第5セットに持ち込むと、第2ゲームで先にブレークに成功。さらに5-2で迎えたリターンゲームでブレークに成功し、3時間51分の激戦にピリオドを打った。


グランドスラムで3回戦進出は、2017年ウィンブルドン(ベスト8)以来。2019年以降、2度に渡る股関節の手術を乗り越えてきたが、やっと戦えるコンディションになったのかもしれない。試合の中では、マレーらしいカウンターショットが何度となく見られた。

「タフな試合だったよ。ただ、それは私がまだプレーを続ける理由でもある。試合を通して、会場の雰囲気は素晴らしかった。特に最後に1時間半はより素晴らしいものだった。観客たちが素晴らしい雰囲気を作り出してくれたんだ。テニスの素晴らしい雰囲気を知っている。何年もそれを味わいながらプレーしてきた。今回の雰囲気はまさにそれだった」とマレー。現状、観客は上限50%での運営(決勝は100%で実施予定)ではあるが、かつての大会の雰囲気が返ってきていると語った。

1回戦で4セット、2回戦で5セットと長い試合をこなしてきたマレー、3回戦では第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同12位)と対戦する(初対戦)。

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Photo by Takeo Tanuma