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2021.07.06

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シャポバロフがウィンブルドンで初のベスト8進出「2年前の自分とは別人」[ウィンブルドン]

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シャポバロフ、トップ10相手の快勝に「自分自身に満足している」と自画自賛

7月5日、男子シングルス4回戦が行われ、第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/世界ランク12位)が、第8シードのロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/同10位)を6-1、6-3、7-5のストレートで下し、昨年USオープン以来となる2度目のグランドスラム準々決勝に進出。試合後には、初戦で敗れた2019年大会の自分と比べ、「2年前の自分とは別人だ」と語った。

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この日の試合でシャポバロフは、サービスゲームを破られることなく第1、2セットを連取。第3セット序盤では、バウティスタ・アグの攻撃に押し込まれる場面もあったが、5-5となった第11ゲームでは相手の裏をかいたドロップショットを見せるとともに、マッチポイントでは彼の代名詞である豪快な片手バックハンドでウィナーを奪い、ブレークに成功。そのままストレート勝利を収め、昨年のUSオープン以来となる2度目のグランドスラムベスト8進出を果たした。

試合後、シャポバロフは「今日はレベルの高いテニスができたよ。第3セットでは少し緊張したけど、それは普通のこと。うまく対処できたね。それ以外は本当に完璧なプレーだった。自分自身に満足しているよ」と、自画自賛の試合だったと振り返った。

2016年のウィンブルドンジュニアでは、ステファノス・チチパス(ギリシャ)やアレックス・デミノー(オーストラリア)を破り、ジュニアチャンピオンに輝いているシャポバロフ。だが、2017年以降にプロになってからは最高戦績が2回戦と、3度出場しわずか1勝しか挙げることができていない。それでも、初戦で敗れた前回大会から2年という時間が、大きく成長するために大きく役に立ったという。

「2年というのはテニス選手にとっては長い時間だ。このサーフェスで自分のテニスを発展させるために、この2年間は必要だと思っていた。ジュニア時代に大きな成功を収めたのは事実だ。だが、プロではまったく別の試合になる。このサーフェスでプレーするのは好きだが、慣れることが大切。このシーズンは短いし、取り組むための時間もない。だから2年はかかるだろうと思っていたんだ。今こうしてプレーできていることをうれしく思うよ。メンタル、フィジカル、そしてテニスも2年前の自分とは別人のようで比較にならない」

ウィンブルドンでの戦いにさらなる自信を深めたシャポバロフ。準々決勝では、第25シードのカレン・カチャノフ(ロシア/同29位)と対戦する。

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