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2021.07.06

選手情報

青山修子/柴原瑛菜、ペアとしてグランドスラム3度目の8強入り![ウィンブルドン]

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青山修子/柴原瑛菜、前哨戦の勢いそのままにブレーク許さず快勝

ウィンブルドン7日目となった7月5日、女子ダブルス3回戦が行われ、第5シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業HD)が、第11シードのローラ・シゲムンド(ドイツ)/ベラ・ズボナレワ(ロシア)を6-2、7-5のストレートで下し、ベスト8入りを果たした。

【画像】ウィンブルドン女子ダブルス組み合わせ(ドロー)

前哨戦で今シーズン4勝目を挙げた青山/柴原は、初戦でダブルススペシャリストのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/キャロライン・ガルシア(フランス)を6-4、6-2で破り、勢いに乗ると、2回戦でもテレザ・マルティンコワ/マルケタ・ボンドロウソワ(チェコ)に6-1、6-2で快勝。ベスト16入りを決めていた。

昨年のUSオープン優勝ペアとの対戦となったこの日の試合では、第1セット第6ゲームで初めてサービスゲームを破ると、5-2となった第8ゲームでもブレークチャンスを握る。4度目のセットポイントで青山のポーチが決まり、第1セットを6-2で先取した。

続く第2セット、青山/柴原は安定したサービスゲームでリズムを作ると、リターンゲームでも簡単なミスを減らし、相手にプレッシャーをかけていく。これが実ったか、6-5の第12ゲームでシゲムンドが3本のダブルフォールトを犯し、第11ゲームから8ポイントを連取。ストレートで勝利し、同ペアとして3度目となるグランドスラム8強を決めた。

試合後、青山は「相手が強いと思いすぎず、自分たちのできるプレーをやろうとした」と、相手がUSオープンチャンピオンだと意識せずに戦ったとコメント。「柴原選手がいいボールを打ってくれるので、それに対して、スイッチしたりするプレーを多めに使っている」と、それぞれの特長を生かした試合ができていると語った。

また、柴原も「今日の相手はすごい強い相手だと思っていた。でも、対戦したことがないから最初は私たちのプレーでどこまで戦えるかをやってみて、そこからアジャストする感じでプレーした。今日はサービスキープができていたと思うので、そこでリターンゲームをどうブレークするかというのを考えていました」と、試合を通して1度もサービスブレークを許さなかったことで、リターンゲームに集中できたとした。

2013年のウィンブルドンでベスト4入りを果たしている青山(パートナーはシャネル・シェパーズ)だが、2019年7月から組んでいる柴原とは今大会がウィンブルドン初出場。同ペアとしてグランドスラム初のベスト4入りをかけて、準々決勝で第16シードのマリー・ボウズコワ/ルーシー・ラデッカ(チェコ)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma