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2021.07.07

選手情報

バーティが同胞のトムヤノビッチを下しベスト4! 2018年覇者、ケルバーとの準決勝へ [ウィンブルドン]

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バーティ、同胞対決を制してベスト4入り

7月6日、ウィンブルドン女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)が、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア/同75位)を6-1、6-3で破り、昨年のUSオープン以来となるグランドスラムベスト4入りを果たした。

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第1セット、バーティはファーストサーブ確率が25%と苦しんだものの、コントロールされたセカンドサーブでトムヤノビッチに攻めさせず。自身のサービスゲームを楽にキープすると、リターンゲームでもバックハンドのスライスでチャンスを作り、3度のブレークに成功。0-1から6ゲームを連取して、第1セットを奪った。

第2セットでは、開始早々にトムヤノビッチにブレークを許したバーティだが、直後のリターンゲームでブレークバックに成功。その後も焦ることなくリターンゲームでポイントを積み重ね、計3度もサービスゲームを破り、ストレートでベスト4入りを決めた。

試合後、バーティは「良いスタートを切りたいと思っていた。でも、それを重視し過ぎることなく、うまくいかなくてもパニックにならないようにしていたわ。いつものように、自分のプレーをしていくだけで、特定の状況に重きを置かないようにしたの。一つ一つしっかりと、そして自由にプレーしたいと思っていた」とコメント。たとえ思いどおりの展開にならなくても、冷静にプレーしようとしていたという。

準決勝でバーティは、「芝コートで最高の選手の一人」と評する2018年覇者で第25シードのアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同28位)と対戦。「バラエティに富んだプレーをし、自分の武器を使いたい。アンジー(ケルバー)の強みは、ボールを追いかけ、厄介なところに返球して私の攻撃を封じること。絶妙なバランスね。彼女に対抗するには、最高のテニスをしなければいけないわ。特にこのコートでは優勝しているし、タフな試合に勝つ方法を知っている。このコートに慣れている相手に、自分の力を試したい。素晴らしい挑戦になる」と、その意気込みを語った。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma