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2021.07.08

選手情報

青山修子/柴原瑛菜がグランドスラム初のベスト4進出! 前哨戦優勝のチェコペアにストレート勝利[ウィンブルドン]

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青山修子/柴原瑛菜が接戦をものにしグランドスラム初の準決勝進出

7月7日、ウィンブルドン女子ダブルス準々決勝が行われ、第5シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業HD)が、第16シードのマリー・ボウズコワ/ルーシー・ラデッカ(チェコ)を7-6(3)、7-5のストレートで破り、ペアとして初のグランドスラム4強入りを果たした。

【動画】青山修子が最終ゲームで見せたフォアハンドウィナーが大会9日目のショット・オブ・ザ・デイに選出!

前哨戦で今シーズン4勝目を挙げた青山/柴原は、今大会でも好調をキープ。同ペアとしてウィンブルドン初出場ながら、初戦から3試合をいずれもストレート勝利を飾っている。準々決勝の相手となったのが、青山/柴原と同じく、前哨戦で優勝しているボウズコワとラデッカのチェコペア。22歳と若く勢いのあるボウズコワと2度のグランドスラム優勝があり経験豊富なベテラン、ラデッカのコンビである。

この日の試合、第1セット第9ゲームでブレークされリードを許した青山/柴原は、相手のサービング・フォー・ザ・セットとなった4-5でセットポイントを跳ねのけ、ブレークバックに成功する。この勢いに乗りたいところだったが、直後に雨のため試合が中断。嫌な流れとなったものの、それを断ち切ってタイブレークを制して、セットを奪った。

続く第2セット、互いに1度ずつブレークして迎えた第10ゲームに2本のダブルフォールトなどで30-40となり相手のセットポイントを迎えてしまう。ここでボウズコワのパッシングショットが決まったと思われたが、柴原がチャレンジシステムを要求。ビデオ判定の結果、わずかにラインを割っており、デュースに持ち込んでサービスキープに繋げる。ピンチを脱した青山/柴原は、直後の第11ゲームで積極的な攻撃を見せ、ブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームでは、粘る相手を振り切り、6度目のマッチポイントを制して、準決勝進出を果たした。

2013年大会でベスト4している青山(パートナーはシャネル・シェパーズ)だが、2019年7月から組んでいる柴原とはグランドスラム7大会目にしてウィンブルドン初出場。同ペアのグランドスラム最高戦績は、2020年の全仏オープンと今年の全豪オープンに残したベスト8だったが、今回その壁を破った。

グランドスラム初の決勝進出をかけて、準決勝で第3シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/エリーゼ・メルテンス(ベルギー)と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma