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2021.07.09

選手情報

<一問一答>フェデラー、今後については「家族、チームと協議する」、「もちろん、目標は(笑) プレー続行だ」と発言[ウィンブルドン]

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Q.その前の4試合より、最初からラッシュをかけていたようですが、今日は自身のプレーは、予測とは違うものでしたか?

「そうだね。十分チャンスがあると思っていたよ。もし、自分のサーブをしっかりキープできるなら、彼のセカンドサーブでチャンスを作り、自分の好きな展開に持ち込んでいきたいと考えていた。

しかし、第1セットの最初の段階で苦労することになった。サーブで少しリズムがずれた感じがした。難しい状況に陥って、チャンスを逃すことになった。最初のセットは、もっとうまくやる必要があったし、うまくやった彼は素晴らしかったね。

第2セットはなんとか勝つ方法を見出した。ブレークして4-1になった。そのあと、4-2でブレークされて、エンドが変更となり、向かい風に立ち向かう難しい状況になった。それは、私にとっては好ましくない状況だとはわかっていた。

セットカウント0-2となって、彼に勢いが出て、思うようにスイングされ、より難度が増してしまった。明らかにいいプレーされたからね。勝利に値するよ」

Q.手術後にやったこと、学んだことを教えてもらえますか?

「そのプロセスは、信じられないほどスローだった。正直、もっと早く回復したいと焦った。本来の目標は昨年のウィンブルドンに出場することだった。今年はかろうじてプレーする体を作った気がしているね。

長くて苦しい道のりだった。それでも何度も言ったように、楽しい時間でもあった。上り坂をゆっくり着実に登っていた。どう言うべきか、過去のリハビリとは違ったね。ネガティブな経験だけど、私にとって新しい経験は楽しみでもあった。

私には目標があって、リハビリで落ち込むつもりはなかったんだ。まず目標は松葉杖なしで歩くことになった。次の目標は、再びプレーできるようにすること。それ以来、さまざまなことをやってテニスコートに戻ったんだ。

そのプロセスは実際に楽しめた。常にもっと早く進むことを期待していたけど、しっかり決めたステップを進んでいたので、挫折ということはなかった。いいリハビリの過程だったと思う。

しかし、明らかに私のプレーには、まだ多くのことがかけている。10年前、15年前、20年前だったら、もっとシンプルで極普通のことが、今日では自然にできない。いつも、自分を呼び起こすために、精神的にプラスαの努力をした。これをやらなければならない、とね。

コート上で、たくさんのアイディアがあるのだが、素晴らしい選手との厳しい試合では、やりたいことができないこともできず、微妙な状況もあった。

その経験を生かせたと思う。私とチームは、準々決勝まで到達できて幸せだった。もちろん、負けたことは残念だけど、チャンスもあった。すべてについて見通しを持っていたので、よかったとは思う」

Q.聞くことができるなら。この18ヵ月間に多くのことを経験した一方で、失ったものもあると思います。それを取り戻すことは簡単ですか? 乗り越えるために、どのくらいの時間を要しますか?

「いい質問だね。正直わからない。この瞬間、私はがっかりしている。大会が終わり、大きな目標を逃して、私は気が抜けているし、疲れ果てている。ひどく疲れて昼寝をしたいなと今は思っている。

18ヵ月間は、長く大変な道のりだった。繰り返しになるけど、この数週間から数ヵ月に起こったことに関しては、非常に満足しているよ。

少ししたら、また元気になると思う。私は、その過程をわかっている。一生懸命になり、そしてとても悲しい気持ちになって数時間たちました。数日間たてば、完全に元気になるはず。そうなれば、元通りの自分になる。まずはチームと話をして、すべてを理解し、言わなければならないことを言い、聞いて、どうしたいかを話をする必要がある」

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