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2021.07.11

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プリシコワ、あと一歩届かなかったグランドスラム優勝も「受け入れなければいけない」[ウィンブルドン]

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プリシコワ、正しい“負け方”が
次へのステップだと語る


7月10日、ウィンブルドン女子シングルス決勝が行われ、2016年のUSオープン以来のグランドスラム決勝に進んだ第8シードのカロリーナ・プリシコワ(チェコ/世界ランク13位)は、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/同1位)に3-6、7-6(4)、3-6のフルセットで敗れ、またもグランドスラム優勝にあと一歩届かず。試合後、敗戦を「受け入れなければいけない」と語った。

【動画】プリシコワ記者会見の様子&決勝ハイライト


2016年のUSオープン以来、グランドスラムで2度の準決勝を経験しながらも、決勝に進むことができていなかったプリシコワ。今回の決勝は、約4年10ヵ月ぶりとなった。しかし、この日の試合は前回の決勝と同じくフルセットで敗戦。悲願のグランドスラム優勝とはならなかった。

試合後、プリシコワは「今はまだすべての気持ちを整理するのは早すぎる。複雑な気持ち」と、自身の素直な思いを口にしたものの、そのすぐ後には、グランドスラム優勝という最大の目標に向けた気持ちを語った。

「もちろん、私の夢はこれからもグランドスラムで優勝すること。これからもこの目標は変わらないわ。ウィンブルドンが嫌いだったわけではないけど、好きな場所でもなかった。良いプレーをしたことがないからね。でも、今回でこの大会に対する気持ちや人々に対する気持ちが変わったように感じる。今日の会場の雰囲気はとても素晴らしかったわ。観客の前でプレーできたことで、とても気分が良かった。『このためにプレーしている』と感じた。どちらかが負けなければいけないし、それを受け入れなければいけない。私は“負け方”を知っているの。もっと強くなって戻ってきたいと思う。次のチャンスもあるし、それをあきらめるつもりもないわ」

ツアー16勝を誇り、2017年6月には世界ランク1位にも輝いているプリシコワ。今大会で、すべてのグランドスラムでベスト4に入ったことになる。しかし、最大の目標である優勝には、届いたことがない。

だが、プリシコワは“負け方”が重要だという。「どうやって勝つか、どうやって負けるか、それを学ぶ必要がある。すべてのチャンピオンやビッグネームは、これを知る必要があるわ。私は自暴自棄になったり、すごく落ち込んでいるような態度を取りたくない。するのは構わないけど、人に見せてはいけないの。その日に誰かが良いプレーをしたなど、それを受け入れることも重要。私はその方法を知っている」と、敗戦を受け入れることが、次へのステップになると考えている。

オンコートインタビューでは、「絶対に泣いちゃダメ。今は」と目頭を押さえ、バーティの優勝を称えたプリシコワ。次に訪れるチャンスは、いつ現れるのかわからない。だが、その日まで諦めることはないだろう。

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