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2021.08.03

選手情報

西岡良仁、オリンピック後初の実戦は途中棄権「足の力が抜けるような感じ」[シティ・オープン]

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Photo by Getty Images

西岡良仁、第1セット奪うも右足負傷で途中棄権

8月2日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)シングルス1回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/同56位)は、ジャック・ソック(アメリカ/同192位)と対戦。第1セットを7-6(3)で先取したものの、右足のケガにより第2セット0-4で途中棄権した。

【動画】西岡良仁、ソックに触らせないパーフェクトなパッシングショットを披露!

東京オリンピックでは初戦で銀メダルを獲得したカレン・カチャノフ(ロシア/同25位)にフルセットの末に敗れた西岡。今大会は、オリンピック後に出場する初めての大会となる。初戦の相手は、7月中旬に行われたATP250ニューポート大会2回戦でストレート負けを喫しているソックとなった。

この日の試合、西岡は持ち前の堅いディフェンスからのパッシングショットやネットプレーが決まり、第3ゲームでブレークする。しかし、直後の第4ゲームでキープできず、リードを広げることができない。その後、第9ゲームでブレークに成功するも、またも直後のゲームでブレークバックを許してしまう。その後、タイブレークでは互いにミニブレークする白熱した展開を見せ、西岡が4-3から3ポイントを連取。第1セットを先取した。

それでも、右ふくらはぎ状態が良くないのか、セット間にメディカル・タイムアウトを要求。右ふくらはぎを治療し、第2セットに臨んだものの、4ゲームを連取され棄権することを決断した。

試合後、西岡は「序盤は良い感じでスタートしたが、5-4とした時ぐらいから足の力が抜けるような感じがあった」と棄権した理由を説明。続けて、「痛みがなかった分、何とかなると思っていたが、急なスプリントの時や一歩目の動きでパワーが出せなくなったので、(このままプレーを続行しても)他のケガが怖かったのもある。どういう状況になっているかも僕自身もわからない感じだったので途中で止めた形となりました」と語った。

今後については、「大きな痛みや(2017年3月にケガをした)前十字靭帯断裂みたいにどこか悪くなった感覚ではないので、何とか戻せるかなと思う」としており、今年最後のグランドスラムであるUSオープンまでには間に合うとした。

勝利したソックは、2回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同3位)と対戦する。

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