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2021.08.23

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世界1位のバーティがセット落とさず今シーズン5勝目! 大坂を破ったタイヒマンを圧倒[ウェスタン&サザン・オープン]

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Photo by Getty Images

バーティ、USオープンに向けて弾み「いい状態でいける」

8月22日、「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/WTA1000)シングルス決勝が行われ、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/世界ランク1位)が、ワイルドカード(主催者推薦)のジル・タイヒマン(スイス/同76位)を6-3、6-1で退け、今シーズン5勝目を挙げた。

【動画】バーティ、大坂なおみを破ったタイヒマンを寄せ付けず今シーズン5勝目! マッチハイライト

東京オリンピックで初戦敗退を喫し、約4週間ぶりとなる実戦の舞台として、USオープン前哨戦の今大会に出場したバーティ。2回戦でヘザー・ワトソン(イギリス/同67位)を6-4、7-6(3)で勝利すると、3回戦ではディフェンディングチャンピオンのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/同13位)に対し開始から10ゲームを連取し6-0、6-2と圧倒した。それ以降も準々決勝で全仏オープンを制した第9シードのバルボラ・クレチコワ(チェコ/同10位)を6-2、6-4、準決勝でアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同22位)を6-2、7-5で下し、セットを落とすことなく決勝に進出していた。

第1セット、互いにサービスゲームをキープする拮抗した試合展開となったが、第8ゲームでタイヒマンのミスが重なり、バーティが先にブレーク。直後のゲームをきっちりキープして6-3でセットを奪う。これで勢いに乗ったバーティは、第2セット開始から3度のブレークで一気に5-0とリードを広げる。第6ゲームでタイヒマンにサービスゲームを破られたが、すぐさま立て直して直後のゲームでこの試合5度目のブレークで試合を決めた。

バーティは、2月のWTA500メルボルン大会、4月のWTA1000マイアミ大会、WTA500シュツットガルト大会、7月のウィンブルドンに続いて今シーズン5勝目。試合後には「シンシナティのタフなコンディションで試合ができたことで、ニューヨークに向けていい状態でいける」と語り、2年ぶりのUSオープンに向けて弾みをつけた。

一方、大坂なおみ(日清食品/同2位)や東京オリンピック金メダリストのベリンダ・ベンチッチ(スイス/同12位)、カロリーナ・プリシコワ(チェコ/同4位)らを破る快進撃を見せたタイヒマン。約2年1ヵ月ぶりのツアー3勝目に王手をかけたが、あと一歩及ばなかった。

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