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2021.09.05

大会情報

チームとしてテニスを楽しもう! レーバーカップとデビスカップ、ATPカップの詳細とそれぞれの違いを紹介

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画像は2017年に行われたデビスカップ日本対フランス戦

チームでの対抗戦であり、ポイントが加算されないにもかかわらず多くの選手が好んで出場するレーバーカップやデビスカップ。また、2020年からはデビスカップに似た形式で行われるATPカップも開催されるようになった(※ATPカップはポイントが加算される)。今回はそれぞれの大会の詳細や違い、これまでの出場選手について紹介する。

【画像】デ杯大会公式ツイッターで紹介されているフェデラーやナダルら10選手のジュニア時代の写真

過去にはフェデラーやナダル、ジョコビッチらも出場!
レーバーカップはポイントの加算がないのになぜ出場するのか?

今年は全米オープン後の9月24日(金)〜26日(日)に、アメリカのボストンで開かれるレーバーカップ。同大会は、チーム・ヨーロッパ(ヨーロッパ選抜)とチーム・ワールド(ヨーロッパ以外の世界選抜)としてそれぞれ6選手が出場し、シングルス3試合、ダブルス1試合を3日間行う大会だ。2021年で4回目の開催となる同大会は、2017年開始から前回2019年まで、すべてチーム・ヨーロッパが勝利している(2020年は新型コロナウイルスの影響により中止)。

過去の出場選手として、チーム・ヨーロッパにはノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランキング1位)やロジャー・フェデラー(スイス/同9位)、ラファエル・ナダル(スペイン/同5位)のBIG3、一方のチーム・ワールドにはテイラー・フリッツ(アメリカ/同42位)やジャック・ソック(アメリカ/同184位)らの名前が挙げられる。今年の出場予定選手は以下の通り。

《2021年のチーム・ヨーロッパ出場予定選手》
ダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)
ステファノス・チチパス(ギリシャ)/同3位)
アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)
アンドレイ・ルブレフ(ロシア/同7位)
マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同8位)
キャスパー・ルード(ノルウェー/同11位)

《2021年のチーム・ワールド出場予定選手》
デニス・シャポバロフ(カナダ/同10位)
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同14位)
フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同15位)
ジョン・イズナー(アメリカ/同22位)
ライリー・オペルカ(アメリカ/同24位)
ニック・キリオス(オーストラリア/同86位)

レーバーカップは、ATPのポイント加算の対象にならない。それなのになぜトップ選手が出場するのだろうか? キリオスによれば、それは「楽しいから」。普段はチームではなく個人で戦う機会が多い選手にとって、チームとして試合をすることには別の魅力があるようだ。

賞金総額がATP最終戦やATPカップよりも
高額なデビスカップ!
その背景には元サッカー選手ピケ氏の存在が

国別の対抗戦であるデビスカップ。2021年は、11月25日(木))よりスペインのマドリード、オーストリアのインスブルック、イタリアのトリノにおいて「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」が開催される。

国別対抗のおもしろさは、選手同士の交流や仲のよさを垣間見ることができる点だ。子どもの頃から対戦相手として戦い、ともに成長してきた者同士が同じチームとして戦っている場合もあり興味深い。今年の出場国は、現在のところ、スペイン、ロシア、エクアドル、カナダ、カザフスタン、スウェーデン、フランス、イギリス、チェコ、クロアチア、オーストラリア、ハンガリー、アメリカ、イタリア、コロンビア、セルビア、ドイツ、オーストリアとなっている。

現在デビスカップには、レーバーカップ同様にポイントの加算がない。とはいえ日本人の場合は、デビスカップの代表になることで国内のランキング制度におけるポイントが加算される。とはいえ、最も魅力的なのはその賞金額だ。2019年より新しいフォーマットが導入される際に力を貸したのが元サッカー選手のジェラール・ピケ氏だ。ピケ氏は歌手であるシャキーラのパートナーとしても有名である。ピケ氏は楽天を率いる三木谷浩史氏らとともに会社を設立し、ITFとの契約を25年間30億ドル(8月30日現在のレートで約3,300億円)で結んだ。

この契約により、デビスカップの賞金は2019年時点で約22億円用意されることとなった。これはATPファイナルズや後述するATPカップよりも高額である。賞金は直接選手に渡されるのではなく、国の協会に支給される。その後、国から選手に支払われることとなる。賞金の多さも、デビスカップの魅力の人とであると言えそうだ。

シーズン初めに開催される「ATPカップ」は
シングルス全勝で最大750ポイント獲得できる

国別の対抗戦で試合が行われるATPカップ。エントリーするには最低3人の出場が必要だ。初開催となった2020年はシーズンの初めに行われたが、2021年は新型コロナウイルスの影響で開催時期が2月となった。ATPカップはデビスカップ同様、国別の対抗戦である。デビスカップが11月に行われたのち、ATPカップがシーズンの初めに行われるため、その間の期間が短く実はファンから疑問の声も上がっていた。

通常は24ヶ国で開催されるが、今年は新型コロナウイルスの影響により12ヶ国で開催された。出場国はオーストラリア、ロシア、ギリシャ、ドイツ、アルゼンチン、イタリア、日本、フランス、カナダ、セルビア、スペイン、オーストリア。結果は、メドベデフやルブルフ率いるロシアが優勝を果たした。

上記で紹介したレーバーカップやデビスカップは出場してもATPポイントは加算されないが、ATPカップではポイントが加算される。獲得できるポイントは自身の世界ランキングやラウンド、また対戦相手のランキングによって変動し、シングルスでは全勝で最大750ポイント、ダブルスでは最大250ポイントを獲得できる。ATPポイントがこれだけもらえるのであれば、多くの選手が出場したくなることだろう。

チームとして戦うテニスの魅力

選手によっては1人で戦うよりも、チームの中で戦うことでより一生懸命な姿を見せてくれる場合もある。テニスは基本的に個人スポーツだが、チームを形成することによって引き出される新しい選手の一面を目撃することができる貴重な大会なのである。

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写真=テニスクラシック

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