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2021.09.09

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国枝慎吾に所属先のユニクロが1億円の特別報奨「最初に聞いた時は震えてしまいました」[東京パラリンピック]

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Photo by Getty Images

通算4個目の金メダル獲得の国枝慎吾「最高の結果を出せてうれしい」

9月9日、ユニクロを展開するファーストリテイリンググループは、東京パラリンピックの車いすテニス競技男子シングルスで、通算4個目の金メダルを獲得した国枝慎吾(ユニクロ/車いす世界ランキング1位)に、特別報奨として1億円を支払うことを発表した。

【画像】国枝慎吾、東京オリンピック金メダリストのズベレフと2ショット!

同社は、「パラスポーツは一般的に、大会の賞金額をはじめとした経済的な価値や評価、選手などへのサポートの面で長く苦しい状況が続いている」とし、その状況の中でも「今大会の国枝選手のパフォーマンスは、一般的なスポーツとパラスポーツの垣根を超える素晴らしさがあり、パラスポーツの地位向上、パラスポーツが純然たるスポーツビジネスとしても、十分に成立し得る可能性を示した革命的な出来事」と国枝の活躍を称賛。

今回、特別報奨として1億円を支払うとともに、今後は国枝選手と車いすテニスをはじめとしたパラスポーツイベントやスポーツクリニックを開催するなど、将来パラスポーツを志す子どもたちに、夢や希望を与える活動を広げていきたいとの考えを示した。

これを受け、国枝は「2009年、プロ宣言をした私に、真っ先に声をかけてくれたのがユニクロでした。それ以来、良い時も悪い時も、常に寄り添って私の車いすテニス選手としての活動を支援いただきました。必ず勝つという思いで臨んだ今回の大会で、最高の結果を出せてとてもうれしく思います。今回、特別報奨という形で最大限の評価をいただき、最初に聞いた時は震えてしまいました。本当にありがとうございます。この報酬に恥じぬよう、これからも良いパフォーマンスを継続していきたいと思っています。ユニクロから提案された、将来のパラスポーツを志す子どもたちへの支援活動は常々したいと思っていたことなので、これも本当にうれしく、楽しみです」とコメントを発表している。

国枝は、2004年のアテネ大会で齋田悟司(シグマクシス)と組んだダブルスで金メダルを獲得。その後、2008年北京大会、2012年ロンドン大会では、シングルスで2連覇を達成し、今大会で2大会ぶり4個目の金メダルを獲得となった。

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