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2021.09.10

選手情報

18歳ラドゥカヌ、グランドスラム2大会目にして予選から9連勝で決勝へ「クレイジーとしか言えない」[USオープン]

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ラドゥカヌ、予選からの決勝進出は大会初! 決勝は10代対決に

9月9日、USオープン女子シングルス準決勝が行われ、予選から出場の18歳、エマ・ラドゥカヌ(イギリス/世界ランク150位)が、第17シードのマリア・サッカリー(ギリシャ/同18位)と対戦。6-1、6-4のストレートで下し、予選からセットを失うことなく9連勝を飾り、決勝にコマを進めた。試合後、ラドゥカヌはグランドスラム2大会目にして決勝進出を果たしたことに、「クレイジーとしか言えない」と喜びを語った。

【動画】予選から9連勝! イギリスの18歳、ラドゥカヌが驚異の失セット0で決勝へ 準決勝マッチハイライト

7月のウィンブルドンにワイルドカード(主催者推薦)でグランドスラムデビューを果たしたラドゥカヌは、同大会で4回戦に進出。準々決勝では、残念ながら途中棄権となったものの、グランドスラム2大会目となった今大会で再びサプライズを起こした。

予選第31シードとして3試合をいずれもストレート勝ちで本戦に上がったラドゥカヌは、初戦から快勝でウィンブルドンと同じ4回戦に進出。そこから、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア/同1位)を破ったシェルビー・ロジャース(アメリカ/同43位)、東京オリンピック金メダリストの第11シード、ベリンダ・ベンチッチ(スイス/同12位)を破って準決勝にコマを進めていた。

この日のサッカリーとの試合でも序盤こそピンチを迎えたが、これをしのぐと2度のブレークで5ゲームを連取して第1セットを奪う。続く第2セットでは、ブレークポイントすら握らせない強さで決勝進出を決めた。

試合後、ラドゥカヌは「サッカリーとの対戦は、難しい試合になるだろと思っていたわ。彼女は信じられないような選手で、ツアーの中でも最高のアスリートの1人。試合前からチャンスを手にするためには、最高のテニスをしなければならないと思っていた。今日、このニューヨークで最高のテニスができた。とても攻撃的にならなければならないと分かっていたし、それを実行することができた」と、高いパフォーマンスを発揮できたことに満足感を示した。

また、これで予選から9試合連続でストレート勝利を収めていることに、「正直に言って信じられない。驚き、クレイジーとしか言えない。でも、この状況になったのは、とても意味のあること。グランドスラムでプレーしたいと思っていたけど、どれだけ早くできるかはわからなかった。この段階でグランドスラム決勝に進出できたことには言葉がないわ。支えてくれたすべての人に感謝したい。LTA(イギリスローンテニス協会)は若い頃から支援してくれ、故郷そしてここで一緒に活動しているチームのおかげで私はここにいることができる」と、周囲のサポートがあったからこそ成し遂げられたことだと語った。

8月24日の予選から9試合を戦い抜き、残るはあと1試合。2018年のウィンブルドンジュニアで勝利しているレイラ・フェルナンデス(カナダ/同73位)と対戦する。

「今回のトロフィーが、これまでの私の最高の結果であることは間違いない。でも、気持ちが先走ってはいけない。土曜日がすべての勝負よ」と気を引き締めるとともに、「レイラとはタフな試合になるでしょうね。彼女は素晴らしいテニスをしている。でもそれは私も一緒。試合が楽しみね。お互いいい雰囲気になると思う」と決勝を待ちわびた。

グランドスラムでは男女通じて初めて予選から決勝に進んだラドゥカヌ。1977年ウィンブルドンのバージニア・ウェード氏以来、54年ぶりにイギリス人女子がグランドスラムを制することができるのか注目だ。女子シングルス決勝は、11日16時(日本時間12日5時)から行われる。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma