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2021.09.13

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メドベデフがグランドスラム初制覇! 王者ジョコビッチ偉業ならず[USオープン]

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メドベデフ、完璧なプレーでジョコビッチの偉業を阻む

9月12日、今年最後のグランドスラムとなったUSオープン最終日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)が、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)を6-4、6-4、6-4で下し、グランドスラム初優勝を果たした。一方、男子では歴代最多21度目のグランドスラム優勝と52年ぶり史上3人目となる年間グランドスラムを狙っていたジョコビッチは、偉業まであと1勝届かなかった。

【動画】メドベデフがグランドスラム初制覇! 試合終了の瞬間&表彰式でジョコビッチ涙

すべてのグランドスラムとオリンピックを制する“ゴールデンスラム”を狙っていたジョコビッチだが、東京オリンピック準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)に逆転で敗戦。そのズベレフを準決勝で3時間34分の熱戦の末に、フルセットで下し決勝に進出した。正念場をくぐり抜けたジョコビッチは、準決勝後に「キャリアの中で最も重要な試合になる。最後の試合だと思って戦うつもりだ」と、偉業達成へ意気込んだ。

その決勝の相手となったのが、グランドスラム初制覇を狙うメドベデフ。過去にグランドスラム決勝を2度経験しており、「負ける回数が多くなればなるほど勝ちたい気持ちがある。だから3度目は勝ちたい」と語っていた。両者の対戦成績は5勝3敗でジョコビッチが勝ち越し。直近では今年の全豪オープン決勝で対戦しており、7-5、6-2、6-2でジョコビッチが勝利している。

両者にとって大事な一戦となったこの日の試合、ジョコビッチは第1ゲームで40-15としたものの、メドベデフの守備の前にミスが重なり、最初のサービスゲームを落としてしまう。一方、メドベデフは強烈なサーブを生かしてテンポよくサービスキープを続け、第1セットを6-4でメドベデフが奪った。ジョコビッチはリターンゲームで3ポイントしか奪うことができなかった。

今大会、3回戦以降、第1セットを失ってから強さを見せたジョコビッチ。だが、第2セット第2ゲームで3本のブレークポイントをものにできずにイライラを募らせる。徐々にメドベデフのサーブにも対応し、ストローク戦に持ち込んで第4ゲームでもチャンスを握ったが、これもものにできずラケットを破壊。フラストレーションを一気に吐き出した。いつもなら気持ちを切り替えられるジョコビッチだが、好調のメドベデフを前に第5ゲームでブレークを許す。これで勢いづいたメドベデフは、再びサーブでゲームの主導権を握り、リードを保ったまま第2セットも6-4で奪った。

ここまでサービスゲームでリズムを作り、ジョコビッチにも打ち負けないストロークで2セットアップとした絶好調のメドベデフ。第3セットでもジョコビッチとのラリー戦に打ち勝って先にブレークに成功する。その後も、ジョコビッチの攻撃をことごとく跳ね返し、第3ゲームでブレーク。第8ゲームではジョコビッチにこの試合初めてのブレークを許したが、リードを保ってストレートでジョコビッチに完勝。3度目のグランドスラム決勝にして初のグランドスラム制覇を成し遂げた。ロシア選手としては、2005年全豪オープンのマラト・サフィン氏以来、16年ぶりとなるグランドスラム制覇である。

一方、ジョコビッチは、男子ではラファエル・ナダル(スペイン/同5位)とロジャー・フェデラー(スイス/同9位)を抜く歴代最多21度目のグランドスラム優勝、そして1969年のロッド・レーバー氏以来となる52年ぶり史上3人目の年間グランドスラムの偉業とはならなかった。

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