2021.09.11

菅野浩二が元世界No.1をフルセットで退けて準決勝進出[USオープン]

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準決勝では年間ゴールデンスラムを狙うアルコットと対戦

現地9月10日、USオープン車いすテニスクアードシングルス準々決勝、東京パラリンピック車いすテニスクアードダブルスで銅メダルを獲得した菅野浩二(リクルート／世界ランク6位)は、元世界No.1のデビッド・ワグナー(アメリカ／同4位)と対戦。6-4、4-6、6-4で勝利し、準決勝進出を決めた。

【動画】6度のGS王者ワグナーを菅野が撃破

ワグナーに対して、先月40歳になったばかりの菅野は第1セット第1ゲーム、第3ゲームでブレーク。3-0とすると、リードを守って6-4で奪取する。続く第2セットは逆の展開で、開始から2つのサービスゲームをブレークされて、ワグナーに6-4でセットを奪い返される。

そして最終セット、互いに2ブレークずつ奪い合うと4オールで迎えた第9ゲームで値千金のブレークに成功。続くサービング・フォー・ザ・マッチはデュースまでもつれるが、キープに成功して6-4。勝利を収めた。

試合後、「相手に攻撃する時間を与えないようプレーした」と振り返った菅野は、この試合63本とウィナーを量産(ワグナーは31本)。粘るワグナーを突き放した。

続く準決勝は、今大会を制して年間ゴールデンスラム達成を目論む第1シードのディラン・アルコット(オーストラリア／同1位)と対戦する。対戦成績は0勝8敗。絶対王者に対して、どんなテニスを展開するか。注目である。

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