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2021.09.16

選手情報

[田中愛美プロコラム(11)]「車いすテニス選手、体のケアってどうしてる?」

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自分でケアをしている選手がほとんどなのです

こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田中愛美です。スポーツ選手と言えば、ケガ・故障といった話をよく聞きますね…。今回は遠征中の体のケアについてご紹介していこうと思います!

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まずそもそもとしてテニスは個人競技で、チーム競技と違いチームドクターやコーチが日本選手団として来てくれるわけではないので、基本的には自分でコーチやフィジオトレーナー(マッサージやトレーニングを担当するコーチ)を連れていかなければなりません。

健常のテニスでは時々「チーム錦織」など呼ばれる人々が試合中の観客席で映されたりもしますが、コーチ、ヒッティング、トレーナー、そして家族を連れて遠征を回れるのは非常にコストもかかるため限られた選手たちだけです。そして、車いすテニスでそういったチームを組んでいる選手は、本当に片手で数えられるほどではないかと思われます。

年間15〜25大会に出場すると自分が回る遠征費でいっぱいいっぱい。なおかつまだ賞金が健常者のテニスほどではない車いすテニスではあまり採算が合わないたえ、コーチ一人だけだとしても毎回帯同させられる選手は多いわけではありません。

そのため選手たちは一般社団法人「日本車いすテニス協会」が派遣するナショナルトレーナーがいない大会では基本的に自分自身で体のケアをしなければならないのです。

ただ、大会には必ず現地のドクターやトレーナーが常駐しています。希望をすればマッサージを受けることができるのですが、ふだん触れられたことのないトレーナーに触られると体のバランスが崩れるかも、と私はよっぽどなケガをしない限り、現地のトレーナーにお世話になったことがありません。他の日本人選手も毎回現地でマッサージを受けている、という選手は多くないように見受けられます。

では、試合で酷使する体を選手たちは、どう調整しているのか。今回は、私が見ている範囲での日本人選手たちの1日の流れをご紹介したいと思います。

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写真=中川和泉(NBP) Photos by Izumi Nakagawa

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