close

2021.06.21

選手情報

[田中愛美プロコラム(10)]「私がよく食べる五目おにぎり」

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

海外遠征中、硬水は注意が必要です

“アルファ米”は日本人選手でかなりポピュラーです

こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田中愛美です。
前回、ダイエットの話を少ししましたが、せっかくなのでその繋がりで海外での食事についてご紹介していきたいと思います。

基本的に海外遠征に行くとホテルでの生活になります。そのため朝食はホテルで出される食事を食べるのですが、私は幼いころから祖父がお米を作っていて、とにかく“米食”で育ってきたので、なんとなくお米が落ち着くのと腹持ちがいいので日本からお米を持って行って食べることが多いです。
また、私の場合はそれに加えてお味噌汁と青汁で塩分と野菜不足をカバーしています。

【画像】田中愛美プロお気に入りの五目おにぎり


試合は気温が高い屋外で行われることが多いため、スポーツドリンクなどで塩分と糖分を補給する必要がありますが、日本で馴染みのあるポカリスエットやアクエリアスというようなスポーツドリンクはどこにでもあるわけではありません。そのため、選手たちが各自パウダータイプのものを持参することが多いです。
このスポーツドリンクに関しても、海外で販売しているものを購入して飲むことも人によってはありますが、よく知らないものを飲んだときにお腹が緩くなったりする選手もいるため、海外遠征によく行く選手たちは基本的には自身で用意したものしか飲まないようにしています。

また、前回の記事でも少し触れたように、海外の食事は日本のものと違って塩分・糖分の多く含まれる調味料を使う習慣がないため、毎食の中で自然と摂取できる塩分・糖分が日本よりも少なくなる傾向にあります。そのため、お味噌汁を飲むことは塩分不足や熱中症の予防にもつながるのです。

さらに海外で問題となるのは「飲料水」です。

日本でも最近ではコントレックスなどの硬水も販売されるようになりましたが、通常、日本にいる方たちは軟水と呼ばれる水を日常的に摂取しています。
そのため海外に行った際に、突然硬水を摂取し始めると頻尿になったり、腹痛を起こしたりなどの症状が出る可能性が…。
私も硬水は味含め苦手なので、スポーツドリンクや経口補水液のパウダーを混ぜて誤魔化しています。硬水で頻尿になりやすい人は経口補水液のように体に吸収しやすくなるように変えると症状が改善されることがあるので、機会があったらぜひ試してみてください。

ちなみにこの硬水問題については飲料水だけでなくシャワーの水も関わってきます。
ホテルのシャワーの水も日本に比べて硬く、実は日本と同じようにシャンプーなどをすると髪の毛が軋んだり、場合によっては洗顔時に肌荒れを起こしたり(特に肌荒れは遠征ストレスも作用して起こりやすいかも)。
ヨーロッパ旅行に行かれる際は、髪の毛のトリートメントなどは忘れない方がいいと思います!

そして最後に試合の合間に食べる軽食について。
大会のエントリーでセットになっている昼食を食べるのが主ですが、あくまでそれは時間があって消化もゆっくりできる時に食べるようにしています。
試合のスケジュールによってはシングルスが終わってから1時間ちょっとしたらもうダブルスの試合、なんてこともよくあるので、そういった時はきちんとした食事ではなく、軽く胃に入れる程度がちょうどいいです。バナナだったりサンドイッチだったり、自分のお腹の減り具合や時間との兼ね合いだったりしますが、私がよく食べるのは「五目おにぎり」です。

“アルファ米”と呼ばれる乾燥したおにぎりの元に、お湯を入れて15分ほど待つだけで簡単におにぎりが作れるものがあるのです! これは近年災害用の常備食としても頻繁に見るようになり、お湯がなくてもお水で作ることのできる便利なレトルトさん。味も五目だけでなく鮭やわかめ、おにぎりでなければドライカレーなどもあり種類豊富で、日本人選手の中ではかなりポピュラーな食べ物になっています。

その中でも、さらに私は試合期間中はあまり新しいものにチャレンジする派ではなく、基本いつも同じものを食べるので、朝はお米・味噌汁・青汁、お昼は五目おにぎり(他の種類のおにぎりはコーチにあげちゃう笑)をほぼ毎日食べています。





余談ですが以前、向井秀徳(ZAZEN BOYS/ミュージシャン)さんにパラアスリート歌絵巻という企画で歌を書き下ろしていただいた時も、お米を食べるというフレーズが途中で出てきます。曲だけでなく絵の中にも登場しているのでぜひ聴いてみてください!

主に私の食生活についてのお話になってしまいましたが、海外での食事の雰囲気は伝わったでしょうか?

この他にももちろん試合が終われば現地のおいしいものを食べたりもするので、選手たちのSNSなどをチェックしたらもしかしたらおすすめ料理やお店が見つかるかもしれません。ぜひそういったオフシーンも注目してみてください!

田中愛美選手
[コラム一覧] https://tennisclassic.jp/author/detail/4
[Twitter]https://twitter.com/mnm_t28
[Instagram]https://www.instagram.com/manamitanaka.bs/?hl=ja

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=中川和泉(NBP) Photos by Izumi Nakagawa

注⽬の記事PICK UP