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2021.09.21

選手情報

元世界1位のマレー、18歳のUSオープン女王ラドゥカヌへのアドバイスは「求められれば」

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マレー、過去の経験をもとにラドゥカヌへアドバイス「話したいことがあれば」

9月20日、「モゼール・オープン」(フランス・メス/ATP250)に出場する元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク113位)が、大会前の記者会見に参加。USオープンを制した同じイギリスの18歳、エマ・ラドゥカヌ(女子世界ランク23位)について、求められれば「相談に乗る」と語った。

【動画】USオープンで見せたラドゥカヌのウィナー集

9月のUSオープン女子シングルスで史上初となる予選から10連勝、1セットも落とすことなくタイトルを獲得した18歳のラドゥカヌ。イギリス人女子としては、1977年のバージニア・ウェード氏以来、44年ぶりとなるグランドスラム優勝となった。さらに、世界ランクもワイルドカード(主催者推薦)で出場したウィンブルドン時の世界ランク338位から23位と一気に世界トップに。一躍、時の人となった。

そのラドゥカヌについて、マレーは「エマ(ラドゥカヌ)が成し遂げたことは、信じられないほど素晴らしい。彼女がスポーツ界でさらなる飛躍を遂げてくれることを願っている」と、今後もラドゥカヌがツアーで活躍することを望んだ。

一方で、自らすすんでアドバイスはしたくないともコメント。「イギリスの元テニス選手が、勝敗がつくたびに、求めてもいないにもかかわらず、アドバイスをしてきたけど、僕はそれが好きじゃなかった。いら立っていたし、僕はそんな人間になりたくない」と、過去にマレー自身が嫌な経験があったという。

だからこそ、「彼女や彼女の家族が話したいことがあれば、僕はいつでも受けるよ。僕は相談に乗るけど、(頼まれもしないのに)彼女が何をすべきか、すべきでないかについて意見を言うような男にはなりたくない」とした。

グランドスラム3度の優勝、オリンピック2連覇、世界1位といった成績を残したマレーという偉大な先輩をサポートに、ラドゥカヌは今後どのような成長を見せるだろうか。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma