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2021.09.30

選手情報

[田中愛美プロコラム(12)]「車いすテニス選手の長時間フライトの過ごし方」

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不思議と時差ボケにはあまりなったことがありません

こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田中愛美です。
毎年15〜25大会ほど海外ツアーを回るテニス選手。ヨーロッパやアメリカ大陸での大会が多いため、日本から参戦しようとすると切って離せないのは長時間フライトです。

【SNS】東京パラリンピックにも出場した田中愛美選手


アメリカに飛ぶなら短くて約10時間、イギリスまでは約12時間。国内での移動も含めると一回の移動に丸一日かけることになります。

私は車いすテニスを始める前までは、祖父母の家に行くために熊本と大分行きの飛行機に乗る以外飛行機に乗ったことがありませんでした。
そのため国際線に乗ってまず驚いたのは全席モニター付きという点。中には有名な映画だけでなく、日本では映画館で上映中にも関わらず見ることができる作品もありました。そして国内線だと飲み物のサービスしかないところ、2回の機内食におやつ付き! 試合に出始めのころは飛行機のサービスを堪能しないと損する気がして、必ず3本は映画をみていました(笑)

しかし、ここ数年の私の飛行機での過ごし方はほぼほぼ睡眠。
日本の朝に出発すると現地の夜に到着する旅程がほとんどなので、コーチたちからは時差ボケを心配されますが、不思議と時差ボケにはあまりなったことがありません。選手の中には時差ボケ防止で海外に到着してから何日かは夜、睡眠導入剤を飲むという方もいらっしゃるみたいです。ただ、長時間寝続けると体が痛くなったり、血行が悪くなりやすいので慣れてない方は注意が必要です。

最近では動画サイトも充実していて、飛行機に乗る前にスマホでダウンロードしていたドラマや映画を飛行機でみる人も多いかと思います。私も海外で動画サイトが使えない分、ドラマなどをダウンロードしてから出発することが多くなりました。本もデジタル化してきているので、マンガなどをダウンロードしておいて読むこともあります。

また、忘れてはいけないのはスマホゲーム!
オフラインでできるパズルゲームなどはいつでもちょっとした空き時間にできるので飛行機の中だけでなく、乗り継ぎの間にもやることが多いです。ちなみに私はスマホに約35個のゲームアプリが入っていて、その内の20個はオフラインでできるゲームになっています。

スマホゲームといえば、私がゲームの中でキャラクターとして登場する『ザ・ペガサス・ドリーム・ツアー』というスマホアプリが配信されているのでぜひ遊んでみてください! パラスポーツが体験できるゲームアプリで、私のおすすめはボッチャです。

さて、今まであまり長時間のフライトを経験したことのない方も、飛行機の中の様子が想像できたでしょうか?

気になる選手とお話や質問できる機会があったら、こういったオフの過ごし方や移動の時の過ごし方を聞いてみるのもおもしろいかもしれません。もしかしたらこれ以外の意外な過ごし方をしている選手もいるかも!? ぜひ頭の片隅に覚えていていただけたらと思います。

連載 : 車いすテニスTOPICS<そのおもしろさ、難しさ、奥深さを紹介>


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写真=中川和泉(NBP) Photos by Izumi Nakagawa

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