2021.10.04

世界10位のルードが今季最多の5勝目! ノリーを圧倒「最初から最後まで良いプレーできた」[サンディエゴ・オープン]

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ルードがノリーに完勝! 今季タイトル獲得数でトップに

10月3日、「サンディエゴ・オープン」(アメリカ・サンディエゴ／ATP250)シングルス決勝が行われ、第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー／世界ランク10位)が、ノーシードから勝ち上がったキャメロン・ノリー(イギリス／同28位)を6-0、6-2と圧倒。今シーズン、5勝目を挙げて最多タイトル数でトップに立った。

【動画】ルード、ブレークチャンスで魅せた!ダウン・ザ・ラインでウィナー

先週行われた「レーバーカップ」(アメリカ・ボストン)で欧州選抜としてトロフィーを手にしたルードは、レフティーのノリーに対して、終始試合をコントロール。

第1セット、サービスゲームではテンポの速い攻撃でノリーにチャンスを握らせず。確実にサービスキープすると、リターンゲームではじっくりラリーをつないでチャンスを握る。3度手にしたブレークポイントを確実に奪って、わずか26分、6-0で第1セットを奪う。

続く第2セットも先にチャンスを手にしたのはルード。3-2の第6ゲームで2本のブレークポイントを握り、最後はダウン・ザ・ラインにバックハンドのパッシングショットを決め、リードを奪った。これで勢いづき、直後のサービスゲームをラブゲームでキープすると、第8ゲームでもブレークに成功。ノバク・ジョコビッチ(セルビア／同1位)やダニール・メドベデフ(ロシア／同2位)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ／同4位)らを抜く、今シーズン5勝目を挙げた。

試合後、ルードは「今日は簡単な試合ではなかったが、早く終われた。このような形で決勝を勝つことができてとてもうれしい。最初から最後のポイントまで良いプレーをすることができた」とコメント。「今日はビッグポイントがすべて僕に来たし、それを取ることができた。フォアハンドが良くて好きなところに打つことができたね。キャメロンはとてもいい選手だし、僕も最高のプレーをしなければならない。今日はそれができたね」と満足のいく試合ができたと語った。

一方、今シーズン、ATP250ロスカボス大会でツアー初優勝を挙げるなど素晴らしいシーズンを送っているノリー。第1シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア／同5位)や第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ／同13位)を破り、5度目の決勝の舞台に進んでいた。「昨日は素晴らしいプレーができたが、今日はうまくいかなかった。残念な結果になってしまったね。キャスパーは今日の勝利に値するよ」と、ルードの優勝を称えた。

※ランキングは9月27日付のもの

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