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2021.10.24

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シナーとシュワルツマンの上位2シードが失セット0で決勝進出[ヨーロピアン・オープン]

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今季3勝のシナーと同大会で好成績を残しているシュワルツマンの決勝に

10月23日、「ヨーロピアン・オープン」(ベルギー・アントワープ/ATP250)シングルス準決勝の2試合が行われ、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク13位)と第2シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同14位)が勝利。上位2シードによる決勝カードとなった。

【動画】シナー&シュワルツマンが快勝で決勝に! 準決勝ハイライト

シナーは準決勝で第7シードのロイド・ハリス(南アフリカ/同32位)と対戦。この日の試合、2度のブレークを奪い、開始から4ゲームを連取したシナーは、ブレークポイントすら握らせず第1セットを先取する。続く第2セットでもハリスのサービスゲームを2度破って、リードを広げると、最後までブレークを許すことなくストレートで勝利を収めた。

試合後、シナーは「決勝に進むことができてとてもうれしいよ。彼(ハリス)は素晴らしいシーズンを送っているからいい形で終えることを願っている。観客のみんなにも感謝したい。素晴らしい雰囲気だった。ここでのプレーが大好きだし、インドアも好きだ。明日も素晴らしい試合ができることを祈っている」と語った。

また、ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)のレースランキングで11位につけており、優勝すれば9位のフベルト・フルカチュ(ポーランド/同10位)とは110ポイント差に迫ることになるシナー。それでも、「まだこの大会があるし、3大会ある。ウィーンでもパリでもいいプレーをしないといけない。他にも素晴らしい選手はいるしね。今年中に出場できればいいが、そうでなくても今シーズンは満足しているよ」と、残りの大会も気を抜かず戦っていくとした。

もう一つの準決勝では、シュワルツマンがアメリカの新星、ジェンソン・ブルックスビー(同70位)を6-4、6-0で下し決勝に進出。第1セットでは互いに1ブレークして迎えた第9ゲームでシュワルツマンがラブゲームでブレーク。そのリードを保ってセットを奪うと、続く第2セットでは3度のブレークに成功。第1セット途中から9ゲームを連取して快勝した。

今シーズン、3月に母国アルゼンチンで行われたATP250ブエノスアイレス大会でタイトルを手にしているシュワルツマン。試合後「初めての相手との対戦は、いつもタフだ。相手がどのようにプレーし、自分もどのようにプレーするか、ボールの感触も確かめながらプレーした。第2セットでは自分のリズムを保つことができて、それが違いを生んだと思う。ここでのプレーはとても快適だね」と試合を振り返った。

今大会は、シュワルツマンにとって相性の良い大会。2016、2017年と決勝に進出しており、2018年もベスト4に進んでいる。3度目の決勝で大会初優勝をすることができるだろうか。

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