世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスが、国内トーナメントにも影響を与えている。
2月26日、男子テニス国別対抗戦「2020デビスカップby Rakuten」ファイナルズ予選の「日本対エクアドル」(3月5日~6日/ブルボンビーンズドーム)が、無観客での開催が決定されたのはご存知のとおり。その後、政府から大規模イベントの自粛が要請されたことで、3月に開催予定だった国内ITFツアーが「無観客試合」や「延期または中止」することを発表した。
現在、大会を延期または中止を表明しているのは、4大会。男子の『亜細亜大学国際オープンテニス』(3月2日~8日)、『三菱電機・早稲田大学インターナショナルテニスオープン』(3月9日~15日)、『筑波大学MEIKEIオープンテニス』(3月23日~29日)、女子の『富士薬品セイムス ウィメンズカップin大阪体育大学』だ。なお、3月2日~8日に開催予定の『横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント』の女子大会は、無観客で行われることとなった。
上記の大会は、日本にいながらATP、WTAのポイントを獲得できるため、多くの日本人選手が出場してきた“世界への登竜門”。そのチャンスを減らしてしまうことに、『亜細亜大学国際オープンテニス』の森稔詞ディレクター、『三菱電機・早稲田大学インターナショナルオープン』の石井弥起ディレクターは共に、「苦渋の決断だった」とコメントした。今後の開催に関しては、日本テニス協会や国際テニス連盟と連携を図り、協議を重ねていくという。
<無観客での開催>
・女子大会
『横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント』女子大会/3月2日~8日
<延期または中止>
・男子大会
『亜細亜大学国際オープンテニス』/3月2日~8日
『三菱電機・早稲田大学インターナショナルテニスオープン』/3月8日~15日
『筑波大学MEIKEIオープンテニス』/3月24日~29日
・女子大会
『富士薬品セイムス ウィメンズカップin大阪体育大学』/3月9日~15日
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