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2021.11.22

選手情報

今季GS3冠のジョコビッチがATPの取材に「重圧は特権なのです」と思いを語る

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「挑戦や障害を克服して最高の状態になろうという気持ちにさせてくれる」と語ったジョコビッチ

11月21日、ATPはYouTubeに世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)のインタビューを投稿。その中でジョコビッチは、プレッシャーについての考えを展開した。

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【動画】ジョコビッチのインタビュー動画をチェック


「Nitto ATPファイナルズ」では、惜しくも準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)に敗れたものの、2021年シーズンは全豪オープン、全仏オープン、そしてウィンブルドンと3つのグランドスラムタイトルを獲得。東京オリンピック、USオープンを制してゴールデンスラム達成はならなかったものの、ピート・サンプラス(アメリカ)を抜いて歴代1位となる7度目の年間1位を決めるなど、今年も特筆すべきシーズンとなった。

インタビューの冒頭で、ジョコビッチは「ビリー・ジーン・キングさんが言っていたように、プレッシャーは特権なのです。自分がプレッシャーを感じる立場になるために、努力しています。プレッシャーを感じるということは、何か重要なことをしているということ。私は自分自身や周りの人間から、常に何らかのプレッシャーを、期待を感じています。そして私はプレッシャーに強く、挑戦することが好きなのです。だから、目の前にあるものは何でも楽しみにしています」とコメント。

さらに「どこに行ってもトロフィーを勝ち取りたいと思っていますし、幸運にもツアーで多くのトロフィーを勝ち取ることができました。その経験があるからこそ、問題に対処する方法を知ることができるのです。ゲームのトップの存在でいる時、人々は常に人気者として見ています。それこそが私のモチベーションとなり、挑戦や障害を克服して最高の状態になろうという気持ちにさせてくれるのです」とプレッシャーに対応し、人々に認知されることが動機付けになっていると明かした。

“プレッシャー”という言葉で思い起こすのは今年の全仏オープンである。前年、決勝で完敗した“クレーキング”ラファエル・ナダル(スペイン/同6位)を準決勝で下すと、決勝ではステファノス・チチパス(ギリシャ/同5位)に対して2セットダウンから大逆転勝利。強烈なプレッシャーがかかるほどに、勝負強さを発揮する。そんな姿を見せてくれた。

次世代の若手が一気に伸びてきている中、絶対王者としての地位を保持することができるか。2022年シーズンは、新たなプレッシャーと闘うことになる。

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Photo by Takeo Tanuma