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2021.12.03

選手情報

上杉海斗プロインタビュー、GS目指して「泥臭く戦っていきたい」

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Q.そのほか、こだわる部分はどこでしょうか?

「フレームはどちらかというと、少ししなるものが好きですね。ストリングはポリの2本張りで、元々54ポンドで張っていて、弾きつつも、ラケットの性能で乗せる感じが好きなんです。ゆるめのストリングで乗せて打つのが好きな人もいると思うんですが、僕は逆で。ただ、ヒジを痛めた時期を経て、今は50ポンドで張っています。ナチュラルガットも試したことはあるのですが、ノリが良すぎて僕はダメだったんですよ」

Q.しなるラケットが好なんですね。

「そうですね。扱いやすいです。ただ、あまりに角張ったフレームだと、自分のスイングスピードに負けて伸びない時もあります。ボレーするとか乗せる時はいいんですけどね。今のグラファイトくらいの厚みが一番好きですね」

Q.グリップサイズはいくつですか?

「グリップ3に一枚巻いている感じですね。レザーの元グリが実はダメで、手が痛くなっちゃうんですよ。しっかり握れるので、できるだけ柔らかいほうが好きで、オーバーグリップも、ウエットタイプが好きです」


Q.2021年は2月から海外の大会に出場。全日本テニス選手権では優勝といい流れが来ているように思います。来年に向けての思いをお聞かせください。

「今はダブルスメインで出場して、ランキングをまず戻すということを考えています。そして来年以降はチャレンジャー大会をベースにしないとグランドスラムを目指すことが難しくなるので、まずそこに食い込めるようにしていきたいと思っています。今、松井さんとチャレンジャーツアーをメインに回らせてもらっているのですが、ダブルスはカットラインが下がっていることもあるので、ドローに入れたら、泥臭く戦っていきたいですね。シングルスは今、ランキングがない状態なので、仮にITF大会にエントリーしても出られるかはわかりません。実は、システム上、ダブルスでチャレンジャー大会に出場した時に、ダブルスランキングを持っているとシングルスの予選に入れることがあるんですよ。
そのシングルス予選で1勝したら2ポイント取れます。これはITF1万5000ドル大会のベスト8と同じ。ITF大会も大事ですが、ITF大会で予選3回勝って本戦で1回勝って1ポイントというよりも、まずダブルスで、チャレンジャーレベルでのテニスをしっかりやっていくこと。そして、予選に出られるところがあったら頑張っていくことで、単複チャレンジャーレベルで戦っていける可能性があると思っています。そこを目指して戦っていきたいですね」

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