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2021.12.09

選手情報

全豪OP主催者、出場に優遇措置はなし。ジョコビッチの出場確認は「数週間後になる」

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全豪主催者のタイリー氏「いかなる条件でも優遇措置はない」

12月8日、全豪オープンを主催するテニス・オーストラリアCEOのクレイグ・タイリー氏は、来年の大会で義務化されているワクチン接種に関し、「優遇措置はない」とコメント。そして、エントリーリストに名を連ねた世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に出場資格があるかわかるのは数週間後になると語った。

【動画】7度目の年間1位を決めたジョコビッチの2021年シーズンハイライト

7日に全豪オープンは、男女の本戦エントリーリストを発表。1月1日開幕する男子国別対抗戦「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー)と同様に、ジョコビッチが名を連ねた。

だが、ジョコビッチは、これまでワクチン接種に対し、消極的な姿勢を見せており、「そのうちわかるよ」とワクチン接種をしたかどうかを明らかにせず。全豪オープン出場を明言していない。

全豪オープンは、出場選手だけでなくスタッフ、ファンなど会場に入る全員に対し、ワクチン接種を義務化しており、オーストラリアのテレビ局『ABC』の番組に出演したタイリー氏は、「ほとんどすべての選手が大会のエントリーリストに名を連ねたが、ジョコビッチに参加資格があるかどうか確認できるのは数週間後になる」とコメントし、ワクチン接種に関する規則は変わっていないとした。

「必要なワクチンを2回接種するか、承認されているジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンを1回接種するか。どちらかの方法でない限り、全豪オープンに出場することはできない。ワクチン接種以外で出場できる唯一の条件は、オーストラリア当局から医学的に免除を受けた場合のみだ」と語った。そして、現在のところワクチン接種を免除されたテニス選手はいないという。

また、選手に対して特別な免除があるかどうかについては、「それはない。テニス選手はビクトリア州やオーストラリアに来る人と全く同じ条件だ。(医療上の免除以外の)いかなる条件でも優遇措置はない」としている。

同大会10度目、そして男子では史上最多21度目のグランドスラム優勝がかかるジョコビッチ。果たして出場はできるのだろうか。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma