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2021.12.11

選手情報

エルベールが全豪OP欠場を表明、「ワクチン接種を受けていないので」

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ワクチン非接種のため、全豪OP欠場を表明したエルベール

現地12月10日、ピエール=ユーグ・エルベール(フランス/ダブルス世界ランク8位)が、新型コロナウイルスのワクチンを受けていないため、2022年の全豪オープンを欠場すると語った。

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地元紙「アルザス」の取材に対して「ワクチン接種を受けていないので、オーストラリアに行くという選択肢はないんだ」と全豪オープンの欠場を明言したというエルベール。全豪オープンの開催地メルボルンがあるビクトリア州は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出場選手に対してワクチン接種を求めている。

またエルベールは「私は自分ができることをしている。シングルスのランキング(110位)のことを考えるなら、(2022年の)良いスタートを切ることを考えるなら、悪い選択かもしれない。ワクチンを接種しないのは個人的な選択なんだ。(この状況が)いつまで続くかはわからないし、今の時代にワクチンを打つことなくテニス選手として活躍することが可能かどうかもわからない。オーストラリアだけではない。アメリカ、オーストリア、かなり複雑なテーマだよ」と今後への不安も語っている。

エルベールは、ニコラス・マウ(フランス/ダブルス世界ランク同7位)とのペアで過去5度グランドスラムを制覇。今季も地元の全仏オープンで優勝し、さらにツアー最終戦Nitto ATPファイナルズでも優勝を果たすなど、シーズンで3勝を挙げている。

そのマウも11月9日に、「僕は陽性になったこともあって、その3ヵ月後に1回だけ接種したんだ。だが、それだけで行くことはできない。2回の接種が必要だからね」とコメント。その後のスケジュールもあって、2回目のワクチン接種を受ける時間があるのかもわからないと語っている。

いずれにせよ、残念ながら全豪オープンで2人のペアを見ることは叶わないようだ。

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