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2022.01.08

スクール情報

日本のテニススクールがタイでも人気! ノアインドアステージが運営する「タイ・バンコク校」に迫る!

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日本のテニススクール「ノア」がタイ、バンコクでも人気! その謎に迫る

日本人駐在員が多く親日の風土があるタイ。
冷房完備のインドアテニスコートで

快適にテニスが楽しめる!

テニススクールの生徒数業界No.1を誇るノア。国内外に合計29校のスクールを展開しているが、その中で唯一海外にあるのが、タイ・バンコク校である。どうしてバンコクでテニススクールを開校しているのか。タイのテニス事情にも触れながら、バンコク校の特色について紹介する。





【画像】カラフルな施設がとっても印象的! バンコク校ってこんなところ(写真50枚)

2016年10月より開校しているバンコク校。オープンの経緯については、かねてよりノアの大西雅之社長が、日本で多くの愛好家たちに受け入れられているインドアテニススクールのレッスンやサービスを、海外に駐在する日本人らに提供できないか、という海外進出の構想を持っていた。実際に、中国をはじめアジア各国に進出している同業他社があり、ノアのレッスンやサービスを通して海外で日本人コミュニティを形成することで、ノアの価値を提供することができるのではないかと考えていたという。そんな時、日本企業が数多く進出し日本人の駐在者が多く、親日の風土のあるバンコクとの縁ができた。当時、すでに現地でテニススクールを開校していた会社と現地法人を創立し、インドアテニススクールをオープンすることになったという。


バンコク校の外観


バンコク校の受付スタッフさん

4人の個性的なコーチが指導

現在バンコク校では、日本から派遣されてきた西元雄大コーチと、現地採用の若松健太郎コーチ、林佑季コーチ、そしてタイ出身のエッグコーチが指導に当たっている。ちなみに、奥さんがタイ人の若松コーチと、DJなどの活動も行っている林コーチは現地に在住。もちろんタイ語も話すことができる。一方、英語が堪能な西元コーチは、日本の倉敷校(岡山)で1年半ほど指導した後、バンコク校にやってきた。入社当時から海外勤務を希望しており、バンコク校がオープンして1年半後に配属が決定。念願だった海外勤務を果たした、というわけだ。


タイ バンコク校で指導にあたっている西元雄大コーチ


現地在住の若松健太郎コーチ


DJとしても活躍している林佑季コーチ

そうした個性的なコーチらが指導するバンコク校について紹介する前に、タイのテニス事情について西元コーチに教えてもらった。

「タイでは、“ノッカー”と呼ばれる、ボールを打つことだけを職業とする人たちがいます。彼らが各テニスコートにいるので、彼らにお金を払って練習するというケースがまずあります。料金はコート代とは別に、日本円で1時間1,000円ぐらいでやってくれると聞きます。ジュニアでうまくなってくると、専属ノッカーをつけて練習する場合もあります。
ほかの選択肢としては、タイの富裕層の子どもたちが私たちノアなどのテニススクールに入ってやる、というケースです。以前、2000年代にトップ100に入っていた男子プロ選手のダナイ・ウドムチョク氏がアカデミーを立ち上げて、ノアと一緒にやっていたことはあります。このどちらかのケースが多いですね」



実際に、ノア・バンコク校のレンタルコートでも、ノッカーと練習している光景はよく見られるという。

レッスン生は日本人駐在員の親子やタイ人の子どもたち

バンコク校には、どのような人たちが通っているのか。西元コーチは、「バンコクには駐在する日本人が多いので、親子で通っていただくケースが多いですね。日本人が多いですが、タイ人も少なくなく、富裕層のお子さんが多いです。特にキッズクラスは半分くらいがタイ人のお子さんです」と教えてくれた。タイの人たちについては、新型コロナウイルスが流行する前は、子どもと一緒に大人も多く通っていたという。

そんなタイの人たちから人気なのが、バンコク校の豪華な施設だ。4面のアウトドアコートに、2面のインドアコート、そのほかにカフェや中国式足つぼマッサージなども設けられている。サーフェスなどコートについては日本と同様に作られており、冷房も完備。西元コーチは「バンコクは1年を通して、日本の7・8月のような真夏の気候なので、冷房の効いたコートで快適にテニスを楽しめる、ということでノアに通ってくれる人も多いです」と話す。屋根がついていたり、扇風機がついているコートはほかにもあるようだが、冷房のついたコートはノア以外に聞いたことがないとのこと。この点は大きな魅力となっているのだろう。


冷房完備のきれいなインドアテニスコートが魅力


スクール内にはカフェも併設されている

挨拶やボール拾いなど日本のスタイルが好評

レッスン内容については、基本的に日本でやっていることをそのまま行っているという。ただ、施設が日本よりもやや大きめに作られているので、その分バンコク校のほうができる練習は多いとのこと。また、インドアコートの壁がコンクリートでできているため、練習中に壁打ちを行ったりすることもあるそうだ。練習の質や丁寧な指導はもちろんだが、特にタイの人たちからは、挨拶などの礼儀を大切にする日本のスタイルが好評だという。それは、タイならではの文化も影響していると西元コーチは指摘する。



「日本では当たり前に行う“ボール拾い”が、タイの子どもたちはできなかったりします。というのも、タイでは、1時間200円以下でボール拾いをやってくれる人(“ボールボーイ”と呼ばれる)がいるので、“ボール拾いはボールボーイさんのやる仕事”という考えがあるんです。バンコク校にも各コートにいてくれるのですが、レッスンではボール拾いを子どもたちにやらせるようにしています。ただ、私たちが『ボールを拾って』と言っても、タイの子どもたちは動かないので、ボール集めの競争をさせたりするなど工夫しながらやっています。このような点に異文化を感じますね」

ノッカーやボールボーイの存在など、日本人にとっては驚くような文化があるタイ。加えて、バスの送迎サービスがあるのもバンコク校ならでは、だ。西元コーチいわく、「タイでは、学校や習いごとに行く際は徒歩で行かず、乗り物に乗っていくのが一般的です。送迎はドアtoドアなので、住んでいるマンションの前までバスが行きます。送迎はバンコクでは普通のことで、ノアではドライバーさんが4人いますよ」とのこと。バンコク校では、タイの文化にならって送迎サービスも充実しているので、安心して通うことができるのだ。

タイでは8歳以下や10歳以下の
カテゴリーの大会も開催
レッスンだけでなく試合経験も積める

タイでは、ITFなどを含めてジュニアの大会が数多く開催されており、参加する選手の国籍も実にさまざまだ。また、ジュニアの大会は12歳以下のカテゴリーの下に、さらに10歳以下、8歳以下の大会もあり、バンコク校に通うレッスン生の中には積極的に大会に出場している子どもたちも多い。海外の試合で経験を積めるという点でも、バンコクは魅力的な場所なのだろう。また、過去にバンコク校に通っていたジュニアの中には、現在日本に帰国して全国大会などで活躍する選手もおり、そうした選手は増えているという。





暑い中でも快適にテニスが楽しめる環境のよさと、長年培ってきたノアの指導力が現地でも人気となっているタイ・バンコク校。バンコクでテニスをしたい、スクールを探している、これからバンコクに駐在する予定があるといった人は、ぜひ一度、体験レッスンに参加してみてほしい。今回話をうかがった西元コーチを含め個性的なコーチたちが、バンコクでのテニスライフを楽しくサポートしてくれるはずだ。


カラフルな内装が印象的なバンコク校



取材協力:テニススクール・ノア タイ バンコク校
https://noah-bk.com/

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