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2022.01.22

選手情報

ダニエル太郎16強ならず。世界10位シナーを相手に激戦を展開も競り負ける[全豪オープン]

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ダニエルは集中力を切らさず、戦い続けたが及ばず

1月22日、全豪オープン6日目、男子シングルス3回戦。ダニエル太郎(エイブル/男子世界ランク120位)は、第11シード、ヤニック・シナー(イタリア/同10位)と対戦。すべてのセットで、ダニエルは粘りに粘って、トップ10のシナーとタフな戦いを展開したが、4-6、6-1、3-6、1-6で惜しくも敗れた。

【動画】ダニエル太郎対シナー全豪3回戦ハイライトをチェック

【写真】ダニエル太郎全豪オープン写真館(写真13点)

自身初のグランスラム3回戦進出を果たしたダニエルは、予選3試合、そして1回戦のトマス・バリオス・ベラ(チリ/同147位) 戦、2回戦のアンディ・マレー(イギリス/同113位)戦と5試合すべてをストレート勝ち。調子の波に乗った状態で、シナー戦に臨んだ。

試合はダニエルのサーブからスタート。ファーストサーブの確率が悪く、いきなりブレークを許す。第3ゲームでもブレークを許して0-3というスタートになる。
第4ゲーム、ボールをつないでいくと30-40と初のチャンスを作ったダニエル。続くポイント、ボールが深く入ってシナーがミス。1つブレークバックに成功する。続いてラブゲーム・キープしたダニエル、これで余裕が出てきたのか、“入れることで自分の良さが出せる”という軌道の高いボールを入れていく。すると第6ゲームでもブレークに成功。3ゲーム連取で3オールとする。
しかし、直後のサービスゲーム、シナーに強気のショットで攻められ、ラブゲームでブレークを許す。その後も粘り強くプレーしていったが、4-6でセットを先取される。

第2セット第1ゲーム、ダニエルはラリーで良い形を作って崩していく。シナーのスーパーショットも出てブレークポイントとなるが、なんとかキープする。ギアを上げるシナーに対して、ダニエルのプレーレベルもアップしていく。
すると第2ゲーム、40-0からブレークに成功。続くサービスゲーム、ピンチを凌いでキープすると、第4ゲームでは文字通り、シナーを上回るプレーを見せて連続ブレーク、4-0とする。第6ゲーム、キープを許したものの、6-1。第2セットはダニエルが奪い返す。このセット、ダニエルはアンフォーストエラー6(シナー10)、ウィナー9(シナー11)という数字を残している。

第3セット、質の高いラリーが多く続き、キープが続く。ダニエルサーブの第4ゲーム2ポイント目、ダニエルがミスショットして15オールに。しかし、ここでシナーはボールがパンクしていると主審に申告。ポイントやり直しとなるスポーツマンシップにあふれるシーンもあった。
第8ゲーム、ダニエルは4本のブレークポイントを凌いだが、5度は防げず。フォアハンドがネットとなり、ブレークを許して3-5に。続く第9ゲーム、セットポイントを3度凌いだダニエルだったが、3-6で第3セットを落とした。

第4セット第1ゲームでシナーにブレークを許す。
予選3試合、そして本戦2試合をフルで戦い抜いてきたダニエルに徐々に疲れが見えてくる。その苦しい状況の中でも、集中し、踏ん張って第3ゲームはキープに成功する。
しかし、第5ゲーム、ポイントをリードされると、最後ウィナーを決められてこのセット2ブレーク目を許す。その後も、気迫を見せたダニエルだったが、挽回はならず。最後まで粘ったが第7ゲームをブレークされて1-6、セットカウント1-3で敗れた。



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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Photo by Takeo Tanuma